ナガバノコウヤボウキ (キク科コウヤボウキ属)【長葉の高野箒】
(Pertya glabrescens)
「長葉」というくらいなので、普通の「コウヤボウキ」よりも大きく細長い葉をつけます。
ところが、これは花がつく2年生の枝であって、花のつかない1年生の枝では普通の葉が普通に生えている感じです。
つまり、2年生の枝に花が咲いている状態でなければ、普通のコウヤボウキとほぼ見分けがつかないということのようです。
逆に、花の咲いている状態の2年生枝は、葉が独特の束生葉序となって普通のコウヤボウキと全く趣が違うのですぐ判ります。
花も総苞が細長く、頭花があまり広がらないようです。
東北南部以南の山地に分布します。