シマコウヤボウキ (キク科コウヤボウキ属)【島高野箒】
(Pertya yakushimensis)
日本にはコウヤボウキ属として身近な「コウヤボウキ」と「ナガバノコウヤボウキ」がありますが、もう一種、1988年に記載された「シマコウヤボウキ」があります。
ナガバノコウヤボキによく似た近縁種ですが、頭花を構成する小花が7-13個と、ナガバノコウヤボキの5-7個に比べて多く、頭花が2年目の短枝の先端にだけつきます。
また、枝先に束生する葉の枚数が多いとされています。
屋久島のごく限定された崖地にのみ生育するという希少種です。
環境省カテゴリ:絶滅危惧ⅠB類(EN)