ウスゲタマブキ

ウスゲタマブキ (キク科コウモリソウ属)【薄毛珠蕗】
Cacalia farfaraefolia

ウスゲタマブキ

2021/10/11 高尾山

薄暗い林下の沢沿いに生える地味な植物です。

同属の「カニコウモリ」や「モミジガサ」などと同様の花で見分けがつきませんが最大の違いは、茎の葉腋に「ムカゴ」をつけること。

葉は基本ハート型で、鋸歯以外の切れ込みはありません。

同じくムカゴをつける「タマブキ」は、本州中部地方以北から北海道南部に分布し、高尾山では葉裏の毛が少ない「ウスゲタマブキ」となり関東地方以西から九州に分布します。

頭花の小花は黄色ですが、すぐに褐色になってしまうようです。

くるんと巻いた柱頭はこの仲間共通の特徴ですね。

ウスゲタマブキ

2021/10/11 高尾山

ウスゲタマブキ

2021/10/11 高尾山

2024/09/13 高尾山


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