シュムシュノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属) 【占守鋸草】
(Achillea alpina subsp. camtschatica)
北海道北部、利尻島、礼文島の山地草原に見られる北方系の「ノコギリソウ」の亜種です。
カムチャツカから千島列島にかけて分布し、千島列島最北端の「占守島」が名前の由来。
「ノコギリソウ」に似ますが、花が大きく舌状花の数が8-12枚と多く、背が低く葉の切れ込みが深いようです。
同様の地域にも生える「エゾノコギリソウ」は葉の切れ込みが無く細かい鋸歯のみとなります。
花は咲き始めはピンク色で次第に真っ白になります。