カセンソウ (キク科オグルマ属)【歌仙草】
(Inula salicina var. asiatica)
秋口の日向に目立つ濃黄色の花。
同属の「オグルマ」にとてもよく似ていて、花のアップではほぼ区別がつきません。
オグルマよりも背が高く、腰丈ぐらいになり、普通茎先に一個づつ上向きに頭花をつけます。
総苞は半球形で、総苞片はやや幅広でへら状楕円形でほぼ同じ長さ、総苞の下部に苞葉がつきます。
総苞片の縁に密に短毛があり、葉の裏面の葉脈は隆起して目立ちます。
「オグルマ」や「ミズギク」に比べると舌状花の並びがやや乱れる傾向があるようです。
全国の日当たりのよい水辺や湿地草原に生育しますが、オグルマよりも乾いた場所に生えます。
東京都:絶滅危惧ⅠA類(CR)
関西の多くの府県で絶滅危惧指定。