清瀬市

野山の植物

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ (ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)【馬の鈴草】 (Aristolochia debilis) 一見、芋づるのような、他の草やフェンスなどに絡みついているつる草です。 およそ、普通に里山に咲く花で、これほど奇妙奇怪なものは他...
野山の植物

イヌゴマ

イヌゴマ (シソ科イヌゴマ属)【犬胡麻】 (Stachys aspera var. hispidula) 別名:チョロギダマシ 植物の名前で「イヌ」という名は概ね「役立たず」という意味で付けられることが多いですが、イヌゴマもゴマの実そっくり...
野山の植物

メハジキ

メハジキ (シソ科メハジキ属)【目弾き】 (Leonurus japonicus) (別名 ヤクモソウ) これも川沿いの湿地などに生えるシソ科の草で、葉が特徴的なので判りやすいですね。 花もいかにもシソ科という感じで、草丈は大きいものでは背...
野山の植物

アカツメクサ

アカツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【紫詰草】 (Trifolium pratense) 別名:ムラサキツメクサ、レッドクローバー おなじみの、ヨーロッパ原産の牧草ですが、明治時代以降に帰化して日本全国の普通の野の花となっています。 「シ...
6月

ヒメジョオン

ヒメジョオン (キク科ムカシヨモギ属) (Erigeron annuus) 「ハルジオン」と並んで、キク科の雑草の代表選手です。 北アメリカ原産で、幕末ごろに日本に入って来て、明治時代にはすでに雑草となっていたそうです。 街中でも野原でもど...
6月

アキノタムラソウ

アキノタムラソウ (シソ科アキギリ属)【秋の田村草】 (Salvia japonica) 「秋の」といっても、実際には夏の初めごろから咲き始めます。 ところが、別に「ナツノタムラソウ」も存在しています。 学名「Salvia japonica...
6月

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ (オオバコ科オオバコ属)【箆大葉子】 (Plantago lanceolata) 河原や土手に普通に生えて、独特の花穂をつける雑草です。 ヨーロッパ原産の帰化植物で、江戸時代末期に渡来したそうです。 花には雄蕊の葯が下から順々...
野山の植物

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ (ススキノキ科ワスレグサ属)(ユリ科)【薮萱草】 (Hemerocallis fulva var. kwanso) 「カンゾウ」といっても、漢方薬の「甘草」ではなく、「萱草」。 ワスレグサ属(ヘメロカリス)の一群の植物の呼び名...
野山の植物

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン (アヤメ科ヒオウギズイセン属)【姫檜扇水仙】 (学名: Crocosmia x crocosmiiflora)  別名:モントブレチア 明治時代に渡来した、南アフリカ原産の園芸種。 ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメト...
野山の植物

ササバギンラン

ササバギンラン (ラン科キンラン属)【笹葉銀蘭】 (Cephalanthera longibracteata) 「ギンラン」と見分けがつかないほどそっくりですが、より大型で「ササバ」の名の通り、葉が笹の葉的な細長い感じで、花茎の下のほうの苞...
野山の植物

ネジバナ

ネジバナ (ラン科ネジバナ属)【捩花】 (Spiranthes sinensis var. amoena)  別名:モジズリ(綟摺) およそ気難しい生育条件の多いラン科の中でも、もっともポピュラーに雑草的に生える種類で、形の面白さや色の可愛...
野山の植物

ヒガンバナ

ヒガンバナ (APG:ヒガンバナ科ヒガンバナ属)(ユリ科)【彼岸花】【曼珠沙華】 (学名 : Lycoris radiata) 埼玉県の西武線名物、日高市高麗の「巾着田」。 ここは、おそらく日本一の彼岸花が咲く「曼珠沙華公園」となっていて、...

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【長実雛芥子】 (学名 Papaver dubium) 地中海原産の帰化植物で、日本には1960年代から入ってきたそうです。 道路づたいに繁殖を広げ、市街地や住宅地を中心に日本全国に広がっています。 多摩地方...

ホウチャクソウ

ホウチャクソウ (APG:イヌサフラン科チゴユリ属)(ユリ科)【宝鐸草】 (Disporum sessile) 「アマドコロ」や「ナルコユリ」とよく似ていますが、それらより大柄な印象があり、何よりも茎が分岐する点が違います。 そのため、群生...
野山の植物

イカリソウ

イカリソウ  (メギ科)【碇草、錨草】 (Epimedium grandiflorum var. thunbergianum) 深海のクラゲか宇宙生物かという、ちょっと理解しづらい形状の花です。 4本の触手のように突き出ているのは花の「距」...
3月

アズマイチゲ

アズマイチゲ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【東一華】 (Anemone raddeana) 春を告げる「スプリング・エフェメラル」のなかでも、もっとも華やかなひとつです。 「一華」の名のとおり、一本の茎にひとつだけの大輪の華をつけるシンプ...
3月

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサク (ケシ科キケマン属)【山延胡索】 (Corydalis lineariloba) 同属の「ジロボウエンゴサク」と生息地が被っていて紛らわしいですが、こちらのほうが総じてしっかりした印象があります。 花もやや太って複雑な印象、...
3月

ホトケノザ

ホトケノザ (シソ科オドリコソウ属)【仏の座】 (Lamium amplexicaule) 早春の里や街の「雑草」の代表ですが、細かい花もよく見るととても綺麗ですね。 花期は初夏まで長く、晩秋の返り咲きもよく見られるようです。 春の「七草粥...
3月

アマナ

アマナ (ユリ科アマナ属)【甘菜】 (Amana edulis) 「ヒロハノアマナ」と比べると、東北南部以南の全国に分布してポピュラーな種類ですが、環境の変化で分布は減っているようです。 「ヒロハノアマナ」よりも花がやや小ぶりで、内側にも薄...
野山の植物

ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ (シソ科オドリコソウ属)【姫踊り子草】 (Lamium purpureum) 春を告げる「雑草」の定番ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。 日本では明治時代中期以降に帰化したとされています。 同属の春の花で、雰囲気も生え...
3月

ヒロハノアマナ

ヒロハノアマナ (ユリ科アマナ属)【広葉の甘菜】 (Amana erythronioides) 普通の「アマナ」よりも分布が狭く、生息数も少ないようで、絶滅危惧種となっています。 アマナと花はほとんど同じですが、葉がやや広く中心に白っぽいラ...
3月

セントウソウ

セントウソウ (セリ科セントウソウ属)【仙洞草】 (Chamaele decumbens) セリのように細かく分かれた葉に、すごく細かい白い花がまとまって咲いています。 地味な草ですが、枯れた早春の雑木林の下の真っ白い花と、葉が綺麗なので、...
3月

ヒメカンスゲ

ヒメカンスゲ (カヤツリグサ科スゲ属)【姫寒菅】 (Carex conica) 早春の雑木林で、まだ枯れ葉ばかりの地面にあちこち咲いています。 他のスゲ類よりも早く咲き、草姿が小型なわりには大きな花をつけるので眼を引きます。 ここで「花」と...
3月

アオイスミレ

アオイスミレ (スミレ科スミレ属)【葵菫】 (Viola hondoensis) 春、雑木林の花が咲き始める先頭にたって、真っ先に咲きだすスミレです。 雑木林の湿った土の、それでも日当たりはよさそうな開けた地面にへばりつくように生えています...

シュンラン

シュンラン (ラン科シュンラン属)【春蘭】 (Cymbidium goeringii) 日本の野生蘭の代表とも言える種類で、他のランと同様、菌根菌との共生によって生育しています。 学名(属名)の示す通り、園芸蘭の「シンビジウム」とおなじ仲間...
6月

ユウゲショウ

ユウゲショウ (アカバナ科マツヨイグサ属)【夕化粧】 (学名: Oenothera rosea) 別名:アカバナユウゲショウ 明治時代に観賞用として移入された帰化植物。 現在は普通の雑草として、街中から里山まで生育しています。 元が観賞用だ...
野山の植物

ギンラン

ギンラン (ラン科キンラン属)【銀蘭】 (Cephalanthera erecta) 「キンラン」と並んで、里山の身近な野生ランです。 キンランと基本的に同様の環境下に、同じような感じで生育するようです。 キンランに比べると最大20-30c...

キンラン

キンラン (ラン科キンラン属)【金蘭】 (Cephalanthera falcata) 日本の里山の蘭の代表のような植物ですが、開発や採集によって今では分布地のすべての都府県でレッドリストになっています。 ランの仲間の共通の性質ですが、土壌...
6月

フタリシズカ

フタリシズカ (センリョウ科チャラン属)【二人静】 (学名:Chloranthus serratus) やや薄暗い林下にひっそりとした感じで生えています。 花つきも2本セットながら小さく地味で、「ヒトリシズカ」より、こちらのほうが「静か」な...

ニリンソウ

ニリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属) 【二輪草】 (Anemone flaccida) 「スプリングエフェメラル」として春の野山の代表みたいな花ですね。 二輪づつ花がつくから二輪草ですが、実際にはひとつづつ時間差で咲くことが多いようで...

カントウタンポポ

カントウタンポポ (キク科タンポポ属)【関東蒲公英】 (Taraxacum platycarpum) 日本在来種のタンポポで、そこいらの空き地や土手、造成地などでは、外来種のセイヨウタンポポに地位を奪われつつあり、都市周辺では、古くからある...
3月

カタクリ

カタクリ (ユリ科カタクリ属)【片栗】 (Erythronium japonicum) 早春の里山を彩る「スプリング・エフェメラル」の代表ともいえる花ですね。 特に、上越など雪国では雪解け後の群生地で一斉に開花して、見事な大群生となることが...
3月

ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサク (ケシ科キケマン属)【次郎坊延胡索】 (Corydalis decumbens) ムラサキケマンに似た同類の花ですが、こちらは個々の花が大きめで直線的で、ばらばらとまばらに咲く感じです。 ケマンとの違いは、葉を見れば一目...
野山の植物

ノジスミレ

ノジスミレ (スミレ科スミレ属)【野路菫】 (Viola yedoensis) 人里のすみれの中でもポピュラーなもので、路傍や田畑や土手などに生える無茎型のスミレ。 「スミレ」によく似ていますが、葉がもっと剣型で平たく生えます。 よく言われ...
タテハチョウ科

ヒメウラナミジャノメ

ヒメウラナミジャノメ (タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)【姫裏波蛇目】 (Ypthima argus) 里山の水田まわりや、河原などにポピュラーな蝶。 地味ながら、羽裏の波模様が細かく綺麗です。 野菊にさかんにやってきています。 主な食草...

マツバウンラン

マツバウンラン (APG:オオバコ科マツバウンラン属)(ゴマノハグサ科)【松葉海蘭】 (Nuttallanthus canadensis) 淡い紫色とたおやかな姿で、日本的な感じがしますが外来種。 1980年代から目立つようになったといわれ...
野山の植物

ヒメウズ

ヒメウズ (キンポウゲ科ヒメウズ属)【姫烏頭】 (Semiaquilegia adoxoides) オダマキに似た形の白い花をつけるが、ものすごく小さいので判りにくい。 むしろ、キンポウゲ科らしい特徴的な葉のほうが見つけやすいかもしれない。...
6月

ヤブミョウガ

ヤブミョウガ(ツユクサ科ヤブミョウガ属)【藪茗荷】 (Pollia japonica) 薄暗い林下の中の下草として、以前から謎の植物でしたが、時期になり、花と実がついて判明しました。 「ミョウガ」という名前ですが、ミョウガではなく、ツユクサ...
野山の植物

コバギボウシ

コバギボウシ (キジカクシ科ギボウシ属)(ユリ科)【小葉擬宝珠】 (Hosta sieboldii var. sieboldii f. spathulata) ギボウシ類には園芸品種がいろいろありますが、日本の山野草としても20種類ぐらいあ...
野山の植物

ヒメヤブラン

ヒメヤブラン (APG:キジカクシ科ヤブラン属)(ユリ科)【姫薮蘭】 (Liriope minor) 花の直径数mmしかない小さな花。 薄紫の鮮やかな色がなければ見落とすところです。 葉は「ジャノヒゲ」のように細く、長さは「オオバジャノヒゲ...