1月

3月

キンクロハジロ

キンクロハジロ (カモ科)【金黒羽白】 (Aythya fuligula) シンプルな羽色の鴨で、シベリアなどから越冬のためにやって来る冬鳥です。 繁殖期のオスは黒いボディに白い羽根、灰色の嘴と黄色い眼が特徴で、よく見ると頭は紫や緑がかった...
3月

クモノスシダ

クモノスシダ (シダ植物チャセンシダ科)【蜘蛛の巣羊歯】 (Asplenium ruprechtii) 細長い単葉の葉をひょひょろと伸ばし、着地した先端から新しい芽を出す栄養生殖が特徴的な、ユニークな羊歯です。 山地の岩上に生育し、とくに石...
3月

アオサギ

アオサギ (サギ科アオサギ属)【蒼鷺】 (Ardea cinerea) サギ類の中でも「コサギ」や「ダイサギ」などのいわゆる白鷺に比べると、遥かに野性味や迫力を感じるのは色合いのせいでしょうか。 川の中で魚を狙ってピクリとも動かず立っている...
野山の植物

ウラジロ

ウラジロ (シダ植物ウラジロ科)【裏白】 (Diplopterygium glaucuma) お正月の飾りとして、昔はどこでも日常に見られた身近な常緑シダです。 中部以南の低山の林内に群生し、ときにはかなりの茂みになります。 葉は一対の羽片...
3月

オウバイ

オウバイ (モクセイ科ソケイ属)【黄梅】 (学名: Jasminum nudiflorum) 春まだ早く、世にほとんど花の無い時期に逸早く黄色い花を咲かせる樹木はいろいろありますが、このオウバイはツル状の枝がごちゃごちゃした低木なので、あま...
1月

オナガガモ

オナガガモ (カモ科)【尾長鴨】 (学名:Anas acuta) 「マガモ」と同属で似た感じですが、雄の頭がこげ茶色で、嘴の側面が青灰色で、胴体の羽根が美しい細かい縞模様となります。 マガモよりやや大きく、尾が長く伸びます。 雌はマガモの雌...
3月

マガモ

マガモ (カモ科)【真鴨】 (学名:Anas platyrhynchos platyrhynchos) 冬に日本列島に渡ってくる渡り鳥で、家禽であるアヒルの原種ですが、アヒルと生物学的な違いはないそうです。 青首の雄は一目で判りますが、雌と...
12月

アカマツ

アカマツ (マツ科マツ属)【赤松】 (Pinus densiflora) 山地に多く、いわゆる「マツタケ山」の林を構成する松です。 海岸に多い「クロマツ」と同属の二葉松類で、針葉2本が1セットとなって生えています。 そのため、二股同士を引っ...
1月

ウラムラサキ

ウラムラサキ (キツネノマゴ科イセハナビ属)【裏紫】 (Strobilanthes dyeriana)(synonym:Perilepta dyeriana) 薬用植物園の温室で、まるでメタリックパープルのペンキを塗ったような特異な葉の観葉...
6月

オオタニワタリ

オオタニワタリ (シダ植物チャセンシダ科)【大谷渡】 (Asplenium antiquum) 樹木や岩上に着生して生える亜熱帯系の大型着生シダです。 紀伊半島以南から南九州、琉球にかけて分布しますが、どこの生育地の生育数も少なく絶滅危惧と...
野山の植物

コバノカンアオイ

コバノカンアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【小葉寒葵】 (Asarum variegatum) 丸く小さな葉で可愛いカンアオイです。 「ヒメカンアオイ」系の栽培品種ということですが、詳細不明。 江戸の古典園芸植物かもしれません。 【...
12月

ススキ

ススキ (イネ科ススキ属)【薄】 (Miscanthus sinensis)尾花 昔、東京も空き地だらけだったころは、到るところにススキが生えていて荒野のイメージをつくっていましたが、現在ではすっかり少なくなりました。 ススキは赤土の裸地や...
6月

クチナシ

クチナシ (アカネ科クチナシ属)【梔子】 (Gardenia jasminoides) アジア南方系の植物なので、日本では静岡以西の分布となっていますが、園芸用としての感覚が強いので自生のイメージがわきません。 白い花も大きくて見事ですが、...
1月

シジュウカラ

シジュウカラ (シジュウカラ科)【四十雀】 (Parus minor minor) 「スズメ」を別にすれば、野鳥の小鳥の中でももっとも身近な種類ではないでしょうか。 冬から春に向けた季節に、木の芽や蕾をついばみながら「ツツピー・ツツピー」と...
1月

ジョウビタキ

ジョウビタキ (ツグミ科)(ヒタキ科) (学名:Phoenicurus auroreus) 日本では冬鳥として飛来する小鳥ですが、国内で繁殖する例もあり朝鮮半島では留鳥とされているので、あまり遠い渡りをするわけではないようです。 樹の葉の少...
3月

ヤマガラ

ヤマガラ (シジュウカラ科)【山雀】 (学名:Parus varius) 山地から市街地まで、季節によっていろいろなところでみられます。 人懐こい小鳥とされますが、野生では特別近寄りやすいというわけではないようです。 平安時代から飼われてい...
1月

ハクセキレイ

ハクセキレイ (セキレイ科セキレイ属)【白鶺鴒】 (学名:Motacilla alba lugens) セキレイの仲間の中でも、一番眼にする機会の多い種類です。 遠目に似ている「セグロセキレイ」よりも、街中などでもよく見られます。 「セグロ...
1月

タヒバリ

タヒバリ (セキレイ科タヒバリ属) (学名:Anthus rubescens japonicus) 水田や水辺に多く、地面をちょんちょんと歩きながら餌をあさっています。 「ヒバリ」に似ていますが頭まわりに柄が無くすっきりしています。 冬鳥と...
野山の植物

フユノハナワラビ

フユノハナワラビ (シダ植物ハナヤスリ科)【冬の花蕨】 (Botrychium ternatum) 秋に葉がでて成長し、春に枯れてしまう冬緑性のシダの多年草で、上に伸びた胞子 ハナワラビ類の中で、秋に葉が出て成長し春に枯れてしまう冬緑性の種...
6月

クマザサ

クマザサ (イネ科ササ属)【隈笹】 (Sasa veitchii) クマザサは「熊笹」とばかり思っていましたが、「隈笹」なのだそうです。 夏は全体が緑色ですが、越冬するときに葉の周辺部だけが枯れ、白い隈取りになるからということです。 鞍馬山...
野山の植物

サザンカ

サザンカ (ツバキ科ツバキ属)【山茶花】 (学名: Camellia sasanqua) 「ツバキ」と並んで、冬の風景を彩る花ですが、元来熱帯系の樹で、野生では山口県や四国以南の分布であり、日本はツバキ科の分布北限のようです。 ツバキと比べ...
野山の植物

ヤブツバキ

ヤブツバキ (ツバキ科ツバキ属)【藪椿】 (Camellia japonica) ツバキには無数の園芸品種がありますが、それらの元締めなる原種(野生種)が「ヤブツバキ」または亜種の「ユキツバキ」。 基本の花は花弁が5枚で、その付け根は合着し...
1月

コサギ

コサギ (サギ科)【小鷺】 (Egretta garzetta) いわゆる「白鷺」の代表で、東京近辺でもいちばん普通に見られる親しみあるサギです。 白鷺と俗称される鷺には、「コサギ」、「チュウサギ」、「ダイサギ」があり、「大中小」と安易なネ...
1月

シロハラ

シロハラ (ツグミ科)【白腹】 (学名: Turdus pallidus) 「アカハラ」の仲間でよく似ていますが、名の通り腹が白いバージョンです。 下くちばしとアイリングが黄色く、背中は薄茶色からオリーブ色です。 雄は頭が黒っぽくコントラス...
3月

ツグミ

ツグミ (ツグミ科ツグミ属)【鶇】 (学名:Turdus eunomus) たいへんポピュラーな野鳥ですが、日本では冬鳥で、シベリア方面から渡ってきて里や町では真冬によく見られます。 わりあい開けた地面に降りてくることが多いので観察しやすい...
3月

ホウライシダ

ホウライシダ (シダ植物ホウライシダ科)【蓬莱羊歯】 (Adiantum capillus-veneris) いわゆる「アジアンタム」として、園芸用に世界中に広がっていますが、元来日本では四国・九州以南の分布となっています。 江戸時代から観...
6月

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ (シジミチョウ科)【紫小灰蝶】 (学名:Narathura japonica) 都会周辺でも見ることのできるシジミ類の中で、もっとも綺麗な種類のひとつです。 ただし、羽根裏はたいへん地味なので、羽根を立てて閉じている場合はま...
野山の植物

コセリバオウレン

コセリバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【小芹葉黄連】 (Coptis japonica var. japonica) 「セリバオウレン」そっくりですが、3回3出複葉と、さらに葉が細かく分岐します。 ただし、セリバオウレンとの違いが判り...
野山の植物

キクバオウレン

キクバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【菊葉黄蓮】 (Coptis japonica var. anemonifolia) 別名:オウレン 漢方薬に使われる「黄蓮」ですが、葉の形と植物体の大きさで、「キクバオウレン」、「セリバオウレン」...
1月

ツワブキ

ツワブキ (キク科ツワブキ属)【石蕗】 (Farfugium japonicum) 太平洋側では福島県以南、日本海側では石川県以西から九州、南西諸島にまで広く分布する海岸性の植物。 日陰でよく育ち、花の乏しい晩秋から初冬に派手な花を咲かせる...
野山の植物

リョウメンシダ

リョウメンシダ (シダ植物オシダ科)【両面羊歯】 (Arachniodes standishii) わりあい大きくなる羊歯なのですが、その割に3-4回羽状複葉と細かく切れ込んでいるので、よけい細かく見えます。 色も黄緑っぽい明るい色で葉質も...
野山の植物

コシダ

コシダ (シダ植物ウラジロ科コシダ属)【小羊歯】 (Dicranopteris linearis) 独特の光沢のある硬い葉のシダで、福島以南に分布する南方系の種類です。 日当たりのある林内に群生し、「ウラジロ」同様主軸から左右対称に羽片を広...
野山の植物

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ (キク科アキノキリンソウ属)(APG:キク科)【背高泡立草】 (学名:Solidago canadensis var. scabra) 河原や空き地に猛烈な勢いで繁殖し、花粉症の元凶としても忌み嫌われることが多い帰化植...
9月

ラクウショウ

ラクウショウ (ヒノキ科ヌマスギ属)【落羽松】 (学名:Taxodium distichum)  別名:ヌマスギ(沼杉) 北アメリカ原産の針葉樹で、公園などに移植されています。 もともと、湿地の植物で半分冠水したような水辺に生え、呼吸のため...
野山の植物

フクジュソウ

フクジュソウ (キンポウゲ科フクジュソウ属)【福寿草】 (Adonis ramosa) いわゆる、「スプリング・エフェメラル」の代表で、雪解けと同時に初春一番で咲くので「元日草」の名も。 他にほとんど花の無い一面の枯野原の中に、鮮やかな光沢...
12月

コウヤボウキ

コウヤボウキ (キク科コウヤボウキ属)【高野箒】 (Pertya scandens) 高野山で、束ねてホウキとして使われたとのことです。 「ハグマ」の仲間ですが、茎や葉の感じがちょっと「オケラ」に似ている感じもします。 秋の遅い時期の里山や...
3月

カンアオイ

カンアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【寒葵】 (Asarum nipponicum) 別名:カントウカンアオイ およそ地味な植物ながら、栽培マニアが多く、地域変異の亜種や品種も多いマニアックな植物です。 秋から冬に咲く花にしても、お...
野山の植物

ヤブコウジ

ヤブコウジ (サクラソウ科ヤブコウジ属)【藪柑子】 (学名: Ardisia japonica) 【十両】 別名、十両(ジュウリョウ)で、千両、萬両、などと並ぶ「縁起物赤い実シリーズ」です。 常緑低木であり立派な「樹木」ですが、丈はせいぜい...
12月

クロガネモチ

クロガネモチ (モチノキ科モチノキ属)【黒鉄黐】 (Ilex rotunda) 「クロガネ」というくらいで、葉の感じが頑丈そうです。 実のつきかたも豪勢ですね。 茨城県以西に分布する暖地性の常緑樹で、高さが10m以下ぐらいにとどまることもあ...
野山の植物

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【素心蝋梅】 (Chimonanthus praecox f. concolor) 「ロウバイ」は中国原産「ロウバイ科」の木ですが、公園などで多く栽培されているのは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」がほと...