1月

1月

ロウバイ

ロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【蝋梅】(Chimonanthus praecox)冬の寒い中に香り高い蝋梅は「梅」の仲間ではなく、全く別のロウバイ科の植物です。中国の原産で、日本へ渡来したのは17世紀初めの江戸時代ごろとされています。一...
1月

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ (カイツブリ科カンムリカイツブリ属)【冠鳰】(Podiceps cristatus)「カイツブリ」の仲間ですが、カイツブリとはかなり印象の違う鳥です。普通のカイツブリは子供のカモという感じの体形ですが、カンムリカイツブリ...
1月

トウネズミモチ

トウネズミモチ (モクセイ科イボタノキ属)【唐鼠黐】(Ligustrum lucidum)中国中南部原産の常緑樹で日本原産の「ネズミモチ」とそっくりですが、樹形が少し大型になります。また、葉も大きめで先端が細く伸び葉脈が透けて見える点で見分...
1月

タヌキ

タヌキ (イヌ科タヌキ属)【狸】(Nyctereutes procyonoides viverrinus)タヌキは極東アジアの動物ですが、20世紀になってから毛皮目的でソ連に移入され、現在ではヨーロッパ各地に帰化しているようです。元来、森林...
野山の植物

ムクロジ

ムクロジ (ムクロジ科ムクロジ属)【無患子】(Sapindus mukorossi)関東以南の山地に自生する落葉樹ですが、寺社の境内などにもよく植えられています。丸い果実の中に入っている種子が黒い球形でとても硬く、数珠玉に使われたようです。...
1月

スズメ

スズメ (スズメ科スズメ属)【雀】(Passer montanus )およそ日本中の人里にどこにでもいるスズメは、あまりに日常的なので「カラス」同様、あまりバードウォッチングや撮影の対象にもならず、いささか無視される存在のようです。また、昔...
9月

ルリビタキ

ルリビタキ (ヒタキ科)【瑠璃鶲】(Tarsiger cyanurus)夏は亜高山の針葉樹林で繁殖し、冬に向けて低地に降りてくるので、冬には関東の里山でもよく見られるようになります。林内や林縁を移動しながら単独行動しています。成熟した雄は日...
3月

モズ

モズ (モズ科モズ属)【百舌鳥】(Lanius bucephalus)全国の平地から低山に生息し、はやにえ(早贄)で有名なモズは、スズメとさほど変わらないくらいの小鳥ですが、小さな猛禽類という感じで激しい狩りをする鳥です。見た目にも可愛いの...
3月

メジロ

メジロ (メジロ科メジロ属)【目白】(Zosterops japonicus)里で見られる身近な小鳥の中でもシンプルな可愛さは筆頭クラスではないでしょうか。(実はドアップでみると意外と眼が怖いのだが(^^;;)。現在では捕獲・飼育は原則全面...
野山の植物

シュロ

シュロ(ワジュロ) (ヤシ科シュロ属)【棕櫚】(Trachycarpus fortunei)もともとは中国原産で古い時代に持ち込まれ九州南部には自生していたようですが、日本産の珍しいヤシ科植物として洋風庭園に植えるのが流行り全国に広がったよ...
3月

クヌギ

クヌギ (ブナ科コナラ属)【櫟、椚木】(Quercus acutissima)「コナラ」と並んで関東地方の雑木林の代表樹です。古代より人との関わりが深く、狩猟採集時代には食料としてのドングリとして、また成長が早いので材木や薪炭として里山の重...
1月

ギョリュウバイ

ギョリュウバイ (フトモモ科ギョリュウバイ属)【御柳梅】(Leptospermum scoparium)ニュージーランド、オーストラリア原産で生垣などに使われる低木です。真冬の寒いさなかに溢れるほどの花を咲かせ驚かされます。花は全く似ていま...
1月

トウカエデ

トウカエデ (ムクロジ科カエデ属)【唐楓】(Acer buergerianum)公園樹や街路樹に多く見られる紅葉の綺麗なカエデですが、その名の通り原産国は中国・台湾です。江戸時代に中国から徳川幕府に贈られたのが始まりだそうです。大木になり、...

ミズキ

ミズキ (ミズキ科ミズキ属)【水木】(Cornus controversa)日本全国に分布し、公園や植栽にも多いポピュラーな樹木です。階段状に盛り上がる花序が豪勢なのですが、花色が地味なのであまり特別な話題には出てこない感じです。葉が大きく...
3月

セグロセキレイ

セグロセキレイ (セキレイ科セキレイ属)【背黒鶺鴒】(Motacilla grandis)「ハクセキレイ」と同様のサイズと体型でよく似ていますが、遠目にも白黒のコントラストがはっきりしています。白黒がくっきりしているのですが、白っぽい石が多...
9月

オギ

オギ (イネ科ススキ属)【荻】(Miscanthus sacchariflorus)「ススキ」にそっくりで同時期のため、全部「ススキ」で済ませてしまうことが多いのですが、ススキ以上によく出会う植物です。ススキよりも湿地性で水辺や沼沢地に群生...
1月

トモエガモ

トモエガモ (カモ科マガモ属)【巴鴨】(Anas formosa)シベリア東部で繁殖し、冬になるとやってくる冬鳥です。カモ類の中では小型で、雄の頭の模様が独特で「巴」の名の由来となっています。雄は胴体脇に白線が入り、肩羽が2-3本の白線とな...
1月

ヒドリガモ

ヒドリガモ (カモ科マガモ属)【緋鳥鴨】(Anas penelope)普通に見られるカモで、「マガモ」の群れなどに混ざっていることも多いようです。雄は遠目にも判りやすい赤茶色の頭でおでこがベージュです。体はグレーですが、胸がピンクがかってい...
1月

ホシハジロ

ホシハジロ (カモ科ハジロ属)【星羽白】(Aythya ferina)「キンクロハジロ」などと同属の潜水カモです。オスは赤茶色の頭と黒い胸、灰白色の側面で、黒に青灰色のくちばしと、わかりやすい配色です。赤い眼が特徴的で、目つきが怖い印象を受...
3月

キヅタ

キヅタ (ウコギ科キヅタ属)【木蔦】(Hedera rhombea) 別名:フユヅタ低山や里山でよく見る「ツタ」ですが、常緑の「木本」なので木ヅタ。大きなものではまさに樹のように太い茎になり細い気根をびっしり出して不気味なほどです。しかし幹...
1月

ヒバリ

ヒバリ (スズメ目ヒバリ科ヒバリ属)【雲雀】(Alauda arvensis)春を告げる鳥として有名ですが、基本的に留鳥なので春だけでなく冬もいます。春の繁殖期のように縄張り争いなどしない冬には、ほとんど鳴くこともなくひっそり暮らしているよ...
3月

オカメザサ

オカメザサ (イネ科オカメザサ属)【阿亀笹】(Shibataea kumasaca)1-2mと背が低く笹薮に混ざっていることも多いのですが、実は竹の仲間だそうです。実際、他の笹に混ざって生えていると異様に葉の幅が広く違和感を感じます。地下茎...
野山の植物

ツルウメモドキ

ツルウメモドキ (ニシキギ科ツルウメモドキ属)【蔓梅擬】(Celastrus orbiculatus)実や葉が「ウメモドキ」に似るのでこの名がありますが、ウメモドキとは全く無関係な種類のつる性植物です。花は初夏にニシキギ科らしい地味なものが...

アカシデ

アカシデ (カバノキ科クマシデ属)【赤四手】(Carpinus laxiflora)関東地方の雑木林に多く、公園樹にも植えられています。同類の「シデ」の中でも、果穂の果苞が細く疎らな形です。春には葉が出る前に赤い穂状の花がたくさん吊り下がり...
6月

センダン

センダン (センダン科センダン属)【栴檀】(Melia azedarach)「栴檀は双葉より芳し」と言われるセンダンですが、この諺は実際には白檀のことのようです。センダン科は、マホガニーの木などを含む数百種の科ですが、日本に自生するのはセン...
3月

ダイサギ

ダイサギ (サギ科アオサギ属)【大鷺】(Ardea alba)いわゆるシラサギの中で最大の種類で、「アオサギ」と同等の大きさとなります。白鷺類の種名は「ダイサギ」「チュウサギ」「コサギ」と、いささか安易なネーミングとなっていますが、学術的に...
1月

ハイビャクシン

ハイビャクシン (ヒノキ科ビャクシン属)【這柏槙】(Juniperus chinensis var. procumbens)「イブキ」の変種となる這性の針葉樹で、公園や庭園の植栽に広く使われますが、日本の自生原産地は、壱岐・対馬などの海岸に...
1月

コゲラ

コゲラ (キツツキ科アカゲラ属)【小啄木鳥】(Dendrocopos kizuki)「スズメ」程度の大きさの、日本で一番小型のキツツキです。全国の平地から亜高山帯まで定住する鳥ですが、最近は市街地の公園などでも増えてきました。地味で目立ちま...
3月

コガモ

コガモ (カモ科マガモ属)【小鴨】(Anas crecca)冬鳥として渡ってくる小型のカモで、「マガモ」や「カルガモ」に比べると二回りほど小さい感じです。雄の頭は覆面のような独特の柄となっていて目立ちます。雌の柄はカルガモなどに似ています。
1月

カイツブリ

カイツブリ (カイツブリ科カイツブリ属)【鳰】(Tachybaptus ruficollis)カモ類と比べるとかなり小型の水鳥で、池などで鴨と一緒にいると、鴨の子供かと思ってしまいますが全くの別種。渡りをしない留鳥で、ほとんど陸に上がらず飛...
野山の植物

ユズリハ

ユズリハ (ユズリハ科ユズリハ属)【譲葉】(Daphniphyllum macropodum)福島県以西に分布する暖地性の常緑樹です。垂れ下がるようにつく独特の大きな葉が特徴的です。先端から出る新芽と若葉が上向きに伸びると、下垂する古い葉は...
3月

ハンノキ

ハンノキ (カバノキ科ハンノキ属)【榛の木】(Alnus japonica)川辺や沼地、湿地に生える落葉高木。真冬に雌雄異花をつけます。穂状に下垂するのが雄花、その付け根で紅いワレモコウみたいなのが雌花です。花粉症の原因植物のひとつでもあり...
野山の植物

アリマウマノスズクサ

アリマウマノスズクサ (ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)【有馬馬の鈴草】(Aristolochia shimadae)「オオバウマノスズクサ」の仲間で、六甲山周辺と九州北部、及び宮古島、先島諸島と隔離分布しています。奄美、沖縄本島周辺には...
1月

カワセミ

カワセミ (カワセミ科)【翡翠】(Alcedo atthis)以前の経済成長時代にはほとんど幻の鳥でしたが、都市周辺の公園や池などの水質が改善し環境保護が進んだおかげで、東京周辺や都内などでもだいぶ見られるようになってきています。留鳥なので...
野山の植物

ノグルミ

ノグルミ (クルミ科ノグルミ属)【野胡桃】(Platycarya strobilacea)クルミ科ではあるけれど、オナモミみたいな果実は松ぼっくり式のもので食用にはならない。野生のものは東海地方以西から九州にかけて自生する。
1月

カワウ

カワウ (ウ科)【河鵜】(Phalacrocorax carbo)主に河川に住む鵜で、「ウミウ」よりもやや小型です。河鵜といっても、海沿いにも多く生息します。1970年代には、繁殖地や生息地が少なくなり、かなり個体数が減少したようですが、現...
野山の植物

アラカシ

アラカシ (ブナ科コナラ属)【粗樫】(Quercus glauca)「シラカシ」と並んで、人里近くの照葉樹の代表で、東北以南から九州まで分布しますが西日本に多い樹種です。とはいえ、公園や庭木として多いのでどこでも眼にします。シラカシに比べて...
3月

シラカシ

シラカシ (ブナ科コナラ属)【白樫】(Quercus myrsinifolia)福島県以南の東日本に多く、関東地方の照葉樹の代表ともいえる樹種です。公園や庭木にも多く使われるので東京近辺では一番眼にする樫の木。類似の「アラカシ」に比べて幹の...
12月

カルガモ

カルガモ (カモ科マガモ属)【軽鴨】(Anas zonorhyncha)都市近郊や街中で一番見かける鴨で、留鳥であり季節移動があまりないので眼にする機会が多いようです。都市環境に適応しているせいか、都心の公園や庭園で繁殖し、子供を連れて歩い...
1月

オオバン

オオバン (クイナ科)【大鷭】(Fulica atra)各種カモ達に混ざって泳いでいますが、これはクイナ科ということでカモよりツルに近い仲間。全身真っ黒で嘴とそれに繋がる額が白で、よくみると淡いピンク色です。眼が赤~褐色です。雌雄は同色です...