モウソウチク (イネ科マダケ属)【孟宗竹】
(Phyllostachys edulis)
「竹林」といえばこれを連想するくらい、「マダケ」「ハチク」と並んで代表的な竹です。
稈(幹)が一番太くなる種類で、高さも20mを超えることも多く巨大な竹林を形成します。
アジアの温暖湿潤地域に広く分布する中国原産の植物ですが、意外なことに日本に本格的に移入されたのは18世紀前後のようです。
和を感じさせる風景の素材としての要素があると同時に、タケノコや竹材など農産物としての側面も強く、重要な産業源となっています。
反面、根茎による繁殖力が強く、地下茎を伸ばしてどんどん拡大するので、放置すると他の樹林を侵食してしまいます。
つまり、古い園芸帰化植物というわけですが、近年放棄竹林が問題となってきたため産業管理外来種に指定されているそうです。
幹の巨大さに比べ葉は小さく、幹の節は一重の隆起線になっています。
数十年に一度花を咲かせ、竹類の常として開花すると枯れてしまいます。




