4月

6月

トウゴクミツバツツジ

トウゴクミツバツツジ (ツツジ科ツツジ属)【東国三葉躑躅】(Rhododendron wadanum)ミツバツツジの仲間は各地に意外といろいろあるようですが、関東の高めの山地代表がこの東国ミツバツツジです。北関東以北では、「トウゴクミツバツ...
9月

サワグルミ

サワグルミ (クルミ科サワグルミ属)【沢胡桃】(Pterocarya rhoifolia)全国のわりあい深山の沢沿いの湿った場所に生え、30m以上の大木になります。真っ直ぐ直線的に伸びスマートで成長も早いので、たいへん高くなるわりにはあまり...
6月

ヨゴレネコノメ

ヨゴレネコノメ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【汚れ猫の目】(Chrysosplenium macrostemon var. atrandrum)残念な名前の植物はいろいろありますが、山野草好きの人の中でかなり有名なのがコレ。残念な、と言い...
野山の植物

ヤマブキ

ヤマブキ (バラ科ヤマブキ属)【山吹】(Kerria japonica)子供のころ、近所の住宅街の庭や生け垣沿いにヤマブキが植えられた家が多かったせいか、長らく山吹は園芸品種の植木だと思っていました。もちろん、栽培も多くされますが、日本全国...

トキワイカリソウ

トキワイカリソウ (メギ科イカリソウ属)【常盤碇草】(Epimedium sempervirens var. sempervirens)普通の「イカリソウ」が基本薄紅色の花の落葉性多年草なのに対し、基本白花の常緑多年草です。花の咲く上の方は...
野山の植物

ウワバミソウ

ウワバミソウ (イラクサ科ウワバミソウ属)【蟒蛇草】(Elatostema involucratum) 別名:ミズナ、アカミズ昔から「ミズ」と呼ばれ山菜として親しまれています。山地の沢沿いの日陰に生育し目立たない草ながら、葉が特徴的です。6...
野山の植物

ハクウンボク

ハクウンボク (エゴノキ科エゴノキ属)【白雲木】(学名:Styrax obassia)エゴノキ属ということで「エゴノキ」の花に似ていますが、もっと大きく密に咲き、「ウツギ」の印象にも似ています。特徴的な大きな丸い葉は20cmほどにもなります...

ワチガイソウ

ワチガイソウ (ナデシコ科ワチガイソウ属)【輪違草】(Pseudostellaria heterantha)山地の落葉樹林の沢沿いや林床にぽつぽつと咲く小さな白花。花も葉も薄く弱々しい印象ですが、整った形の5弁花です。白い花弁には薄く縦縞が...

コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【黄金猫の目草】(Chrysosplenium pilosum var. sphaerospermum)いろいろあるネコノメソウの中でも、「ハナネコノメ」と並んで綺麗な種類です。小さな鮮やか...
野山の植物

シロバナエゾスミレ

シロバナエゾスミレ (スミレ科スミレ属)【白花蝦夷菫】(Viola eizanensis f. candida)「エイザンスミレ」の白花品種を(f. candida)として特にこのように称するようです。本来は花全てが純白の場合を指すべきなの...

ハハコグサ

ハハコグサ (キク科ハハコグサ属)【母子草】(学名:Gnaphalium affine) 別名:ゴギョウ(御形)春の七草「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の「ゴギョウ」が、この母子草で、葉を雑炊や餅に入れて食...

シコクスミレ

シコクスミレ (スミレ科スミレ属)【四国菫】(Viola shikokiana)四国で発見されたので「シコクスミレ」と、いささかつまらない名前を貰ったスミレですが、埼玉県以西の分布ということで、関東ではレアな種類。ブナなどの山地広葉樹林に多...
6月

ルイヨウボタン

ルイヨウボタン (メギ科ルイヨウボタン属)【類葉牡丹】(Caulophyllum robustum)変わり種の多い「メギ科」に属し、しかも「ルイヨウボタン属」は世界に数種しかないというマイナー植物。葉の形が牡丹に似ているということで、「類葉...

シロバナアメリカスミレサイシン

シロバナアメリカスミレサイシン(スノープリンセス)(スミレ科スミレ属)(Viola sororia 'Snow Princess')「アメリカスミレサイシン」の白花園芸品種。紫がかったり、紫条が入ったりせず、純白の花です。他の色と同様、じわ...
野山の植物

ニワトコ

ニワトコ (レンプクソウ科ニワトコ属)【庭常、接骨木】(Sambucus racemosa subsp. sieboldiana)旧スイカズラ科の落葉低木で、春に黄白色の細かい花を沢山つけ、個々の花をよく見ると赤紫の柱頭のまわりに5本の蕊が...
野山の植物

キケマン

キケマン (ケシ科キケマン属)【黄華鬘】(Corydalis heterocarpa var. japonica)「ミヤマキケマン」とよく似ていますが、分布が関東以西で西日本中心となり、葉がミヤマキケマンほどには切れ込まず幅広い感じです。ま...

トチノキ

トチノキ (ムクロジ科トチノキ属)【栃の木】(Aesculus turbinata)山地の沢沿いや湿気の多いところに生育して大木になる樹木です。「ホオノキ」に似た掌状の大きな葉をつけますが、全縁のホオノキと違い丸っこい鋸歯があり葉脈がくっき...
野山の植物

クチナシグサ

クチナシグサ (APG:ハマウツボ科クチナシグサ属)(ゴマノハグサ科)【梔子草】(Monochasma sheareri) 別名: カガリビソウ旧ゴマノハグサ科だったところから、現在はハマウツボ科に移った半寄生植物です。自分で葉を伸ばしちゃ...
野山の植物

ヘビイチゴ

ヘビイチゴ (バラ科キジムシロ属)【蛇苺】(Potentilla hebiichigo)この手の草いちごの総称としても「蛇苺」と呼ばれますが、蛇の出そうな草薮に生る苺という意味でしょう。その名のせいもあり、子供の頃には「毒いちご」とも呼ばれ...
6月

ヤブヘビイチゴ

ヤブヘビイチゴ (バラ科キジムシロ属)【藪蛇苺】(Potentilla indica)見分けのつけにくい「ヘビイチゴ」の仲間ですが、ヘビイチゴよりも大きな花が咲き、草姿全体がごっつい感じです。花だけ見ると他のキジムシロ類とそっくりですが、エ...
3月

サクラタチツボスミレ

サクラタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【桜立坪菫】(Viola grypoceras f. rosipetala)タチツボスミレは、何しろ個体数が多いので、その分個体変異の幅も広く、交雑種も多くいろいろなバリエーションがあります。花の色...
3月

タネツケバナ

タネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)【種漬花】(Cardamine scutata)タネツケバナの仲間はかなりいろいろありますが、これは元祖タネツケバナ。日本全国の田んぼや水辺に生える在来種。街では帰化植物の「ミチタネツケバナ」が圧倒...

タガラシ

タガラシ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【田辛子】【田枯らし】(Ranunculus sceleratus)日本全土の水田や溝などに生える、いわゆる「水田雑草」です。「辛子」という名ですがアブラナ科の仲間ではなくキンポウゲ科です。一見「キツネ...

ヤブニンジン

ヤブニンジン (セリ科ヤブニンジン属)【藪人参】(学名:Osmorhiza aristata)林内の明るい日陰に生え、セリ科らしい羽状複葉の葉をもつ草です。線香花火のようなまばらな白い小さな5弁花をつけますが、雌雄別花で、3つぐらいの雌性花...

トウゴクサバノオ

トウゴクサバノオ (キンポウゲ科シロカネソウ属)【東国鯖ノ尾】(Dichocarpum trachyspermum) 別名:オオヤマシロカネソウ沢沿いの林下の登山道わきにひっそりと咲く小さな草です。たいへん可愛い花ですが、純白ではなく薄いク...
野山の植物

アオキ

アオキ (アオキ科アオキ属)【青木】(Aucuba japonica)子供のころ、あの赤い実をパチンコの弾丸としてさんざん利用させてもらった樹です。熟しすぎた実をつまむと、ぬるっと皮がむけてしまい、とても青臭い匂いを今も思い出します。東京の...
6月

ミツバツチグリ

ミツバツチグリ (バラ科キジムシロ属)【三葉土栗】(学名: Potentilla freyniana )「キジムシロ」「ツルキンバイ」など、このての似たものが多く、さらには「ヘビイチゴ」の類もそっくりなので現場で見極めが難しい花です。しかし...
3月

ヤマガラ

ヤマガラ (シジュウカラ科)【山雀】(学名:Parus varius)山地から市街地まで、季節によっていろいろなところでみられます。人懐こい小鳥とされますが、野生では特別近寄りやすいというわけではないようです。平安時代から飼われていた記録が...
3月

アカタテハ

アカタテハ (タテハチョウ科)【赤立羽】(学名: Vanessa indica)日本全国に分布し、都市周辺でも普通に見られるタテハです。わりあい秋に多く見られ、幼虫はイラクサ科の植物を食草としています。日当たりのよいところが好きで、写真のよ...
6月

フッキソウ

フッキソウ (ツゲ科フッキソウ属)【富貴草】(Pachysandra terminalis)全国の林下に生える低木です。花弁が無く、萼と蕊だけの独特の花をつけます。雌雄別花ですが、雄花は花茎の上部にかたまり、下部に雌花がつきます。背が大きく...

ツタバウンラン

ツタバウンラン (オオバコ科ツタバウンラン属)(旧ゴマノハグサ科)【蔦葉海蘭】(Cymbalaria muralis)大正時代に園芸用に移入された地中海原産の帰化植物。独特の形の葉が路傍や石垣などにグランドカバー的に這って生えます。旧ゴマノ...
3月

イワウチワ

イワウチワ (イワウメ科イワウチワ属)【岩団扇】(Shortia uniflora)低山から中級山岳の林内で、主に岩場や沢沿いなどの急斜面などに生育します。「イワカガミ」に近い種類で、葉や全体の感じがよく似ています。白からピンクの花は5裂し...
6月

オオカメノキ

オオカメノキ (レンプクソウ科ガマズミ属)【大亀の木】(Viburnum furcatum) 別名:ムシカリ「ガマズミ」の仲間らしい丸い葉と細かい白い花をもつ山地の樹木です。ただし、花は「ガクウツギ」や「ヤマアジサイ」のように、細かい両性花...
6月

ベニシジミ

ベニシジミ (シジミチョウ科)【紅小灰蝶】(学名:Lycaena phlaeas)「ヤマトシジミ」と並んで、街中でも見られるシジミの代表です。食草が「スイバ」や「ヒメスイバ」、「ギシギシ」といった、どこにも見られるタデ科の雑草のため生息には...
野山の植物

イワニガナ(ジシバリ)

イワニガナ (キク科タカサゴソウ属)【岩苦菜】(Ixeris stolonifera) 別名:ジシバリ(地縛り)遠くから何気なく流し見すれば、「何だタンポポか」で終わってしまいそうな花ですが、よく見れば全く違います。花茎がいやにひょろひょろ...
野山の植物

ヒメヨツバムグラ

ヒメヨツバムグラ (アカネ科ヤエムグラ属)【姫四葉葎】(Galium gracilens)似たもののいろいろあるヤエムグラ類の中でも、一番繊細な草です。花もとても小さく、1-2mmぐらいしかありません。全体の基本形は他のヤエムグラ類同様です...
野山の植物

コバノガマズミ

コバノガマズミ (レンプクソウ科ガマズミ属)【小葉蒲染】(Viburnum erosum)普通の「ガマズミ」や「ミヤマガマズミ」に較べて葉が小さく細長く、葉柄がたいへん短いのが違いです。また、葉の表面に細かい毛がありビロードのような感触です...

ヒメシャガ

ヒメシャガ (アヤメ科アヤメ属)【姫射干】(学名:Iris gracilipes)「シャガ」は中国からの古い帰化植物ですが、ヒメシャガは日本固有の植物です。ほぼ全国分布ですが、個体数が少なく繁殖地もとびとびのようで、あまり目にする機会があり...
野山の植物

バイカイカリソウ

バイカイカリソウ (メギ科イカリソウ属)【梅花碇草】(Epimedium diphyllum)この花は中国地方から四国九州の分布なので、実物を見たことがなかったが、都立薬用植物園で見ることができました。開花終盤で花がいくつかしかありませんで...
9月

ウシハコベ

ウシハコベ (ナデシコ科ハコベ属)【牛繁縷】(Stellaria aquatica)ハコベの仲間はみなよく似ていて、ぱっと見にはどれも同じですが、このウシハコベは「コハコベ」や「ミドリハコベ」などに比べスマートに立ち上がる印象です。茎が赤茶...