イワニガナ (キク科タカサゴソウ属)【岩苦菜】
(Ixeris stolonifera) 別名:ジシバリ(地縛り)
遠くから何気なく流し見すれば、「何だタンポポか」で終わってしまいそうな花ですが、よく見れば全く違います。
花茎がいやにひょろひょろして長く、花の舌状花がタンポポよりはるかに少なく、といって「ハナニガナ」より大きく、何よりも、この手の草としては異例のまん丸い葉です。
生え方も、匍匐枝をだしてひょろひょろと這う感じになります。
この、匍匐枝が地面を縛る感じが名前の語源だそうです。
もっと大型で葉が長い、よく似た「オオジシバリ」という近縁種があります。
また、高山型の変種として「ミヤマイワニガナ」があります。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】