野山の植物

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ニシキタケ

ニシキタケ(ベニタケ科)シラビソなどの苔むした針葉樹林の林床。北沢峠 標高約2000mニシキタケで合っていれば食用。
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ウスタケ

ウスタケ(ラッパタケ科)ひと目見たら忘れない特徴的なキノコ。針葉樹林の中の平地に生えていました。軽い毒性あり。(北沢峠 標高約2000m)
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クサギ

クサギ (シソ科クサギ属)【臭木】(Clerodendrum trichotomum)葉をちぎって揉むと独特の臭さがあるという名称ですが、「テイカカズラ」にもちょっと似た、厚手の花が特徴的で、花はすばらしい芳香を放ちます。実は赤黒の独特のも...
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ヤブマメ

ヤブマメ (マメ科ヤブマメ属)【藪豆】(Amphicarpaea edgeworthii)その名の通りヤブの中につるを伸ばし、ところどころに花をつけています。地味な存在ながら、他のハギ類などと全く違う美しい青紫の色調は、慣れれば一目で判りま...
9月

ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【山路の杜鵑草】(Tricyrtis affinis)カラー配置の点と造形の点で、一番整って綺麗なホトトギス類と個人的には思っている種類。花びらは白色ベースで水平に開き、花柱は黄色で先端にだけ斑点と...
9月

ホトトギス

ホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【杜鵑草】(Tricyrtis hirta) ホトトギス属を代表する標準名の「ホトトギス」で、鳥のホトトギスの斑点柄に似ているというところからの命名だそうです。 普通は白地の花びらにも花柱にも紫色の斑点をたくさん散りばめた花となりますが、斑点の度合いは変異が多いようです。
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タマガワホトトギス

(ユリ科ホトトギス属)【玉川杜鵑草】(Tricyrtis latifolia)黄花のホトトギスで、普通のホトトギスより早い時期に咲きます。また、ホトトギスの中ではわりあい北方系で冷涼な山中に生育しています。 「タマガワ」は「多摩川」などではなく、古くからの山吹の名所である京都の地名
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ヤマホトトギス

ヤマホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【山杜鵑草】(Tricyrtis macropoda)「ヤマジノホトトギス」とそっくりですが、花弁が下に反り返るのが特徴です。そのせいもあってか、花全体が細長い感じがします。また、花序が茎の頂部になりま...
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タイワンホトトギス

タイワンホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【台湾杜鵑草】(Tricyrtis formosana)台湾原産で、これはもちろん、園芸用に植えられたものです。独特の青紫を帯びた色合いが熱帯的な妖しさを醸し出してますね。日本産の他の種類に比べると...
6月

ウマノアシガタ(キンポウゲ)

ウマノアシガタ(キンポウゲ)(キンポウゲ科キンポウゲ属)(Ranunculus japonicus)長い間、「キンポウゲ」という花がキンポウゲ類のスタンダードで、「ウマノアシガタ」はその脇役の一種かと思っていたら、実はほぼ反対で、「ウマノア...
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アキノノゲシ

アキノノゲシ (キク科アキノノゲシ属)【秋の野芥子】(Lactuca indica)秋の野菊的なものは晩夏から晩秋までいろいろありますが、この花は純白でもなく黄色でもなく、淡く目立たない淡黄色でいい感じです。花も大きすぎず小さすぎず、実に渋...
9月

ヤマハギ

ヤマハギ (マメ科ハギ属)【山萩】(Lespedeza bicolor)全国の野山に普通にある植物ですが、しかし「ハギ類」は種類も多くどれも似たようなものばかりなので、野山での分類はなかなか難しいでしょう。ヤマハギは花序が茎から突き出すのが...
9月

エビラフジ

エビラフジ(マメ科)【箙藤】(Vicia venosa var. cuspidata)この手のクサフジ類も似たものがいろいろあって、判りづらいです。後から写真だけで見極めるのは難しく、「オオバクサフジ」かもしれませんが、いかにも葉の先端が尖...
9月

ミズヒキ

ミズヒキ (タデ科イヌタデ属)【水引】(Persicaria filiformis)これも、およそ何処にでもあるような植物ですが、その名前とともに和風な風情のある草です。しかし、生え方によっては、ごちゃごちゃのヤブ状に茂っていることがあり、...
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アラゲハンゴンソウ

アラゲハンゴンソウ(キク科)(Rudbeckia hirta var. pulcherrima)北アメリカ原産の帰化植物。ハンゴンソウの中の似たものもいくつかあるが、これは花の中心の筒状花が黒いのですぐ分かります。特定外来種なはずなのに、御...
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アカショウマ

アカショウマ (ユキノシタ科チダケサシ属)【赤升麻】(Astilbe thunbergii)同類のチダケサシ属に、「チダケサシ」、「トリアシショウマ」と、とてもよく似たものがあるので紛らわしいです。また、バラ科の「ヤマブキショウマ」もそっく...
6月

アカフタチツボスミレ

アカフタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【赤斑立坪菫】(Viola grypoceras f. variegata)「タチツボスミレ」は全国にたいへん多いだけに、変異タイプもいろいろあるようです。葉の葉脈が赤くなっているのを「アカフ」(赤...
6月

マヤラン

マヤラン (ラン科シュンラン属) 【摩耶蘭】(学名:Cymbidium macrorhizon)マヤランは、菌従属栄養植物(腐生植物)なので葉をもたず、地面からいきなり伸びて咲いています。僅かに花茎の部分にだけ葉緑素をもっていますが、薄茶色...
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ベニシダ

ベニシダ (オシダ科)(シダ植物)【紅羊歯】(Dryopteris erythrosora)わりあい明るいところに普通に生える羊歯で、新芽の時期に赤いのと、ソーラス(胞子嚢群)も赤くなるのでこの名がついたようです。里山や雑木林、街中の公園な...
6月

エゾノギシギシ

エゾノギシギシ (タデ科ギシギシ属)(Rumex obtusifolius) 別名「ヒロハギシギシ」小金井公園にスイバのような草があったのでよく観察すると、たいへん小さな赤玉をたくさん発見。「ギシギシ」のようですが、赤玉が面白かったのでよく...
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ヒメシャラ

ヒメシャラ (ツバキ科ナツツバキ属)【姫沙羅】(Stewartia monadelpha)「ナツツバキ」と同類ですが、小ぶりでシンプル。太平洋側に分布する日本特産種だそうです。照葉樹林の中でも目立つ、独特の赤茶色の幹が特徴的で、伊豆・天城山...

テイカカズラ

テイカカズラ (キョウチクトウ科テイカカズラ属)【定家葛】(Trachelospermum asiaticum)神保町でテイカカズラの生け垣がいっぱい咲いていました。朝通ったときは風もあって香りには気づかなかったので、帰りに通ってみました。...

タチツボスミレ

タチツボスミレ (スミレ科スミレ属) 【立坪菫】(Viola grypoceras)日本で一番普通に、そして数多く存在するスミレ。いわゆる「スミレ」よりもはるかに多く、おそらく日本のスミレの個体数の半数以上を占めるのでは、とも言われている。...
3月

フモトスミレ

フモトスミレ (スミレ科スミレ属) 【麓菫】(学名:Viola sieboldi)かなり小型のスミレで、わりあい乾いた林の道わきや林縁にあります。とても小さいので見落としがちですが、花色は白と紫で、気がつけばかなり目立つ花です。葉の裏が赤茶...

アメリカスミレサイシン(プリケアナ)

アメリカスミレサイシン(ソロリア・プリケアナ)(スミレ科)(Viola sororia 'Priceana')「アメリカスミレサイシン」の園芸品種。これも一部野生化していて、最近徐々に増えてきた感じである。いかにも園芸種っぽいので、野山で見...

アメリカスミレサイシン

アメリカスミレサイシン(スミレ科)【亜米利加菫細辛】(Viola sororia)スミレの園芸帰化種の中でも、パピリオナケア(papilionacea)という品種の、最もどこにでもある種類。北米東部原産で、明治時代以降に園芸品として輸入され...
3月

ヒメウズ

ヒメウズ (キンポウゲ科ヒメウズ属)【姫烏頭】(Semiaquilegia adoxoides)オダマキに似た形の白い花をつけるが、ものすごく小さいので判りにくい。むしろ、キンポウゲ科らしい特徴的な葉のほうが見つけやすいかもしれない。名前の...
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オオバキスミレ

オオバキスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉黄菫】(Viola brevistipulata)日本の黄色いスミレは基本的に北方系で、これもそういった種類ですが、寒冷地でもむしろ豪雪地に特化したスミレです。名前の通りとても大きな葉で、早春に見る...

シロバナナガバノスミレサイシン

シロバナナガバノスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【白花長葉の菫細辛】(Viola bissetii form. albiflora)「ナガバノスミレサイシン」の白花型。ただし、ナガバノスミレサイシンは白っぽい花が多く、限りなく白花に近い...
3月

セツブンソウ

セツブンソウ  (キンポウゲ科セツブンソウ属)【節分草】(Eranthis pinnatifida)関東以西に分布し、落葉樹林の半日蔭などに生える小さな草で日本固有種です。「節分」の名前の通り、まだ春浅い季節に白い花を一輪づつ咲かせます。白...
6月

トクサ

トクサ (シダ植物トクサ科トクサ属)(砥草、木賊)(Equisetum hyemale)日本庭園や坪庭などに植えられることが多く、ちょっと異彩を放つ植物です。この節がすぽんと抜けるのが面白くて、子供のころ近所の庭のを抜きまくって叱られたこと...
3月

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【素心蝋梅】(Chimonanthus praecox f. concolor)「ロウバイ」は中国原産「ロウバイ科」の木ですが、公園などで多く栽培されているのは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」がほとんど...
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アセビ

アセビ (ツツジ科アセビ属)【馬酔木】(Pieris japonica)所沢・航空記念公園にアセビがずっと植えられた小道があります。この季節、まだ蕾は固く小さいのですが、青い蕾の株と赤い蕾の株があります。白花と赤花の違いなのか?どうやら、赤...
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キダチチョウセンアサガオ

キダチチョウセンアサガオ(エンゼルトランペット) (ナス科キダチチョウセンアサガオ属)(Brugmansia suaveolens)真鶴あたりのみかん販売所のわきにありました。遠目にも目立つ綺麗な黄色ですが、どこか凶々しさを感じるのは、有毒...
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ナガバヤブソテツ

ナガバヤブソテツ (シダ植物オシダ科ヤブソテツ属)【長葉藪蘇鉄】(Cyrtomium devexiscapulae)神保町の裏の小料理屋の入り口に植えられていたものですが、このように和風の設えに合うので日本庭園などでよく見られます。正確には...
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タケニグサ

タケニグサ(ケシ科 Macleaya cordata)神保町のはずれの、荒れた路側帯にタケニグサが生えてきました。そういえば、昔、子供の頃は東京でも空き地にどこにでも生えていたと思うのですが、最近あまり見たことがなかった気がします。宅地造成...
12月

ヤブミョウガ

ヤブミョウガ (ツユクサ科ヤブミョウガ属)【藪茗荷】 (Pollia japonica)薄暗い林下の中の下草として、以前から謎の植物でしたが、時期になり、花と実がついて判明しました。「ミョウガ」という名前ですが、ミョウガではなく、「ツユクサ...
9月

オクヤマガラシ

オクヤマガラシ(アブラナ科タネツケバナ属)【奥山芥子】(Cardamine torrentis)「クレソン」などに近い仲間で、中部地方の山地の湿った土地に生える草で、4弁の白い花をつけます。季節的に花はもうほぼ終わりです。マイコミ平でネーチ...
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ヒメホコリタケ

ヒメホコリタケ(ホコリタケ科 Lycoperdon pratense)??キャンプ場用に整地された草原にあちこち出てました。ゴルフ場の芝生にも発生するらしいです。が、キノコの同定は常に??です(^^;;@糸魚川・高浪池キャンプ場
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コタニワタリ

コタニワタリ(シダ植物 チャセンシダ科 Asplenium scolopendrium)「オオタニワタリ」の仲間は、沖縄の密林など樹上に着生する南方系の植物ですが、コタニワタリは全国幅広く分布します。むしろ寒冷な山岳にあるイメージですが、こ...