テイカカズラ (キョウチクトウ科テイカカズラ属)【定家葛】
(Trachelospermum asiaticum)
神保町でテイカカズラの生け垣がいっぱい咲いていました。
朝通ったときは風もあって香りには気づかなかったので、帰りに通ってみました。
あたりに結構香りが漂っていました。
クチナシを連想させる花なので、そのような甘い香りかと思いましたが、思ったよりもややツンとした香りでした。
よくよく見れば生け垣は延べ4-50mぐらいあるので、最盛期には近所ではかなり香るでしょうね。
「キョウチクトウ科」なので全草有毒です。
以前から低山歩きをしているときに林下の日陰の地面で、特徴的な斑のある葉が覆っているのをよく目にし、何の葉だろうと思っていましたが、何とこれが「テイカカズラ」の若い葉のようです。
花の時に地上高い位置にある葉と全く違うので意外でした。
どうも、林床の暗いところではこの葉で、ツルで這い上がって明るいところに出ると違う葉となり花が咲くようです。