タケニグサ

タケニグサ(ケシ科 Macleaya cordata)

神保町のはずれの、荒れた路側帯にタケニグサが生えてきました。
そういえば、昔、子供の頃は東京でも空き地にどこにでも生えていたと思うのですが、最近あまり見たことがなかった気がします。
宅地造成の赤土の裸地などによく生えていた覚えがありますが、最近では昔のように空き地自体が無いからでしょうか。

この茎を折るとでてくる黄色い液が不気味で、子供の頃はよく棒で叩き折って遊んだものです。
あの黄色い液体が、塗り薬になるという説と、毒であるという説と、子供の間でも両説あって決着しなかったと思います。
今調べると両方正しいようで、強力な抗菌作用があるので水虫などの塗り薬になる反面、毒性のアルカロイドを含むので摂取すると毒になるようです。

何も生えない赤土の裸地に真っ先に生えるタフなパイオニア植物ながら、実は他の植物との競合にはあまり強くないのかもしれませんね。

2014.10 千代田区

2014.10 千代田区


小金井公園にあった巨大な株。高さ2.5m以上はあります。

2015年6月 小金井公園

2015年6月 小金井公園

2016/07 府中市・武蔵野公園

2016/07 府中市・武蔵野公園

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