園芸植物

12月

コダチダリア

コダチダリア キク科ダリア属【木立ダリア】(学名 Dahlia imperialis) キダチダリア:皇帝ダリア近年、いろいろなところで植えられている、メキシコ中米原産の最大級の草花です。高さは通常3-7mとなり、最大では10mを超える高さ...
9月

ヒマワリ

ヒマワリ (キク科ヒマワリ属)【向日葵】(Helianthus annuus)ヒマワリは、北米西部原産で夏の象徴ということで、なんとなく南国的な印象もありますが、世界で一番栽培しているのはロシア、ウクライナで、ロシアでは国花となっているそう...

ヒエンソウ

ヒエンソウ (キンポウゲ科オオヒエンソウ属)【飛燕草】(Delphinium ajacis)南ヨーロッパ原産で園芸種として移入された花で、明治時代初期から知られていたが一般に普及したのは戦後だそうです。飛燕草の名は、もちろん、鳥のような花の...
10月

シャクチリソバ

シャクチリソバ (タデ科ソバ属)【赤地利蕎麦】(Fagopyrum dibotrys)「ソバ」や「ダッタンソバ」などと同属の、ヒマラヤ山麓原産の野生ソバ。昭和のはじめに薬草として小石川植物園に栽植され、その後逸出して各地に野生化しているそう...
9月

イセハナビ

イセハナビ (キツネノマゴ科イセハナビ属)【伊勢花火】(Strobilanthes japonica)東南アジア原産で、園芸植物として観賞用に中国経由で渡来した花です。現在では関西や九州の各地で野生化している帰化植物です。庭園に導入されたた...
9月

スイフヨウ

スイフヨウ (アオイ科フヨウ属)【酔芙蓉】(Hibiscus mutabilis cv. Versicolor)「フヨウ」の八重咲き園芸品種で、花の色が白から赤に変化するのを、酔って赤くなることに例えた名前です。朝咲き始めたときは白で、夕方...
9月

バショウ

バショウ (バショウ科バショウ属)【芭蕉】(学名:Musa basjoo)英名「ジャパニーズ・バナナ」というらしく、古くから日本でも庭園などに栽培されて琉球では繊維をとって布を作っています。原産地は中国と言われているのですが、イマイチはっき...
野山の植物

ツルダシアオイ

ツルダシアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【蔓出葵】(Asarum fauriei var. stoloniferum) 別名:ソノウサイシン【園生細辛】「ミチノクサイシン」の変種といわれるカンアオイですが、古くから庭園などに植えられ...
7月

ウイキョウ

ウイキョウ (セリ科ウイキョウ属)【茴香】(Foeniculum vulgare)胃の消化促進効果をもつ漢方薬や生薬として使われる、料理のスパイスに使われる「フェンネル」もこれの種子です。太田胃散や仁丹にも入っています。地中海原産の植物で、...

ハラン

ハラン (キジカクシ科ハラン属)【葉蘭】(学名: Aspidistra elatior)観葉植物として、また庭園や公園の植栽によく使われているので知らず知らず眼にしているものの、普段別に気に留めないような植物です。大きな常緑の葉が植栽の区切...

ナツズイセン

ナツズイセン (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)【夏水仙】(Lycoris x squamigera)真夏の暑い中で田舎の庭先や田園風景の中で綺麗なピンクの花を咲かせるナツズイセンは、「スイセン(水仙)」の仲間ではなく「ヒガンバナ」の仲間です。ヒ...
7月

ハマナデシコ

ハマナデシコ (ナデシコ科ナデシコ属)【浜撫子】(Dianthus japonicus)本州から四国、九州、沖縄まで主に太平洋側に分布する海岸性の花です。海浜植物らしく、葉が厚手で光沢があります。改良され園芸種としても普及しているようです。

ツクシカラマツ

ツクシカラマツ (キンポウゲ科カラマツソウ属)【筑紫唐松】(Thalictrum kiusianum)草丈が10cmに満たないようなミニチュアサイズのカラマツソウで、古くからの園芸種。細かい花糸が薄ピンクや薄紫を帯びて、とても繊細な美しさで...
6月

マツモトセンノウ

マツモトセンノウ (ナデシコ科センノウ属)【松本仙翁】(学名:Lychnis sieboldii)これも江戸時代に盛んに栽培された古典園芸植物ですが、原種原産地がはっきりしない謎の花のようです。名前の由来も、長野県の松本周辺が原産地だからと...

ヒメツキミソウ

ヒメツキミソウ (アカバナ科マツヨイグサ属)【姫月見草】(Oenothera perennis)アメリカ東部原産のマツヨイグサで、園芸品種として植えられています。日本には昭和初期に入ってきているそうです。花は2cm程度であまり大きくなく、日...
6月

チシマタンポポ

チシマタンポポ (キク科ヤナギタンポポ属)【千島蒲公英】(Hieracium alpinum)「千島」と名がありますが、極東アジアには存在せず、ヨーロッパアルプス原産の高山植物です。これが園芸品種として輸入され、商品名として「チシマタンポポ...
9月

ゲッカビジン

ゲッカビジン (サボテン科クジャクサボテン属)【月下美人】(Epiphyllum oxypetalum)美人薄命な「一夜花」として有名な多肉植物で、メキシコの熱帯雨林地帯が原産地だそうです。夜間に咲き始め、朝までに萎んでしまう生態と強い芳香...
6月

ナンテン

ナンテン (メギ科ナンテン属)【南天】(学名:Nandina domestica)「難転」の意をもって縁起物とされる南天ですが、個々の花を見るとちょっと「ヒヨドリジョウゴ」の感じにも似ています。ナンテンの赤い実は、各種毒性物質を含んでいます...
6月

タイマツバナ

タイマツバナ (シソ科ヤグルマハッカ属)【松明花】(学名:Monarda didyma)北米原産で、園芸名では一般に属名のモナルダと一括して呼ばれ、別名ベルガモット。同属のよく似た「ヤグルマハッカ」の仲間ですが、ヤグルマハッカよりも矮性で花...
6月

ニワナナカマド

ニワナナカマド (バラ科ホザキナナカマド属)【庭七竈】(Sorbaria kirilowii) 別名:チンシバイ【珍珠梅】中国原産の園芸種で「ナナカマド」の仲間ですが、独自のホザキナナカマド属となっています。普通のナナカマドよりも繊細な感じ...
6月

クチナシ

クチナシ (アカネ科クチナシ属)【梔子】(Gardenia jasminoides)アジア南方系の植物なので、日本では静岡以西の分布となっていますが、園芸用としての感覚が強いので自生のイメージがわきません。白い花も大きくて見事ですが、なによ...
3月

タンチョウソウ

タンチョウソウ (ユキノシタ科イワヤツデ属)【丹頂草】(Mukdenia rossii) 別名:イワヤツデ中国東北部から朝鮮半島の山地に分布し、ヤツデ的な葉の形からイワヤツデの名があります。花が丹頂鶴のようなのでタンチョウソウだそうですが、...
野山の植物

ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ (ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属)【凌霄花】(Campsis grandiflora)平安時代以前に中国から伝来したとされる帰化種です。わりあい暖地性なので、東北以南の分布となります。園芸品種がいろいろあるので、花の色も多...
6月

ツルマンネングサ

ツルマンネングサ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【蔓万年草】(Sedum sarmentosum)全国に自生するようですが、中国東北部から朝鮮半島が原産の帰化植物です。その名の通り、地面を這うランナーで増えるので、グランドカバー用のセダム...
野山の植物

サラサウツギ

サラサウツギ (アジサイ科ウツギ属)【更紗空木】(Deutzia crenata f. plena)「ウツギ」の八重咲きで花に紅色が入った品種です。花弁の外側が薄紅色になっているので「サラサ」と称し、純白のウツギより重量感があります。ただで...

シキミ

シキミ (マツブサ科シキミ属)【樒】(学名:Illicium anisatum)仏事に供えられる伝統があるのでお寺や墓地に植えられていることが多いですが、東北南部以西の全国に自生します。神道行事でも、近畿地方などでは榊の代わりに使われるよう...

シャリンバイ

シャリンバイ (バラ科シャリンバイ属)【車輪梅】(Rhaphiolepis indica var. umbellata)海岸性の植物ということで塩害や乾燥、大気汚染に強いということで公園や道路の植栽によく使われます。放射状につく葉序を「車輪...

ノハラムラサキ

ノハラムラサキ (ムラサキ科ワスレナグサ属)【野原紫】(Myosotis arvensis)ヨーロッパ原産の帰化植物で、園芸種をはじめ似たものがいろいろあり、交雑種もあるので区別が難しいようです。どれもいわゆる勿忘草の仲間で、「ノハラワスレ...
野山の植物

スイセン(ニホンズイセン) 

スイセン(ニホンズイセン) (APG:ヒガンバナ科スイセン属)(ユリ科)(Narcissus tazetta var. chinensis)スイセンには多くの園芸種がありますが、日本において原種(野生種)とされる「ニホンズイセン」は、元来地...
12月

サザンカ

サザンカ (ツバキ科ツバキ属)【山茶花】(学名: Camellia sasanqua)「ツバキ」と並んで、冬の風景を彩る花ですが、元来熱帯系の樹で、野生では山口県や四国以南の分布であり、日本はツバキ科の分布北限のようです。ツバキと比べると花...
野山の植物

ヤブツバキ

ヤブツバキ (ツバキ科ツバキ属)【藪椿】(Camellia japonica)ツバキには無数の園芸品種がありますが、それらの元締めなる原種(野生種)が「ヤブツバキ」または亜種の「ユキツバキ」。基本の花は花弁が5枚で、その付け根は合着し、束に...
6月

ヒレハリソウ(コンフリー)

ヒレハリソウ(コンフリー) (ムラサキ科ヒレハリソウ属)(学名:Symphytum officinale)英名の「コンフリー」が一番名前の通りがよいでしょう。ヨーロッパから西アジア原産の草で、現地では古くから薬草として知られてきました。日本...
3月

モミジヒトツバ

モミジヒトツバ (シダ植物ウラボシ科)【紅葉一ツ葉】(Pyrrosia polydactylis)「ヒトツバ」は単葉性のシダですが、これはモミジの名のように基本5裂に大きく分岐した葉が特徴的です。台湾の山岳地が原産で、観葉植物として園芸栽培...
10月

アイ

アイ (タデ科イヌタデ属)【藍】(学名:Persicaria tinctoria) 別名:アイタデ「青は藍より出て藍より青し」の「藍」です。インド原産といわれ、日本には奈良時代ごろに中国から伝わり、藍色の染料を採る為に広く栽培されてきました...
山岳の植物

ミセバヤ

ミセバヤ (ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)【見せばや】(Hylotelephium sieboldii)独特の丸い葉と長く伸びる茎、いかにもベンケイソウ類の花序をもつ美しい花で、人に「見せたい」という古語の「見せばや」が名前になった...
野山の植物

ヤマジノギク

ヤマジノギク (キク科シオン属)【山路野菊】(Aster hispidus var. hispidus) 別名:アレノノギク関西系の分布域をもつヤマジノギクは、いかにも野菊らしい見栄えのする大きめの花なので、園芸用に品種改良が加えられ、大分...
10月

ソバ

ソバ (タデ科ソバ属)【蕎麦】(学名 Fagopyrum esculentum)あの「ソバ」の花です。タデ科の花としては大きく形がはっきりしています。普通白色または薄紅がかった白ですが、品種によって紅色もあるようです。世界各地で栽培されてい...
9月

ゴジカ

ゴジカ (APG:アオイ科ゴジカ属)(アオギリ科)【午時花】(学名:Pentapetes phoenicea)インドや熱帯アジア原産ということで、いかにも熱帯的な雰囲気の花です。江戸時代に薬草として中国から来たということで、インドなどではお...
9月

オオベンケイソウ

オオベンケイソウ (ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)【大弁慶草】(学名: Hylotelephium spectabile)ベンケイソウ科の植物は、昔から各種の多肉植物として園芸対象とされてきたため、外来種、園芸品種が入り混じりよく分...
9月

オオケタデ

オオケタデ (タデ科イヌタデ属)【大毛蓼】(Persicaria orientalis)中国・東南アジア原産で、江戸時代に鑑賞用・薬用で栽培され、一部帰化植物となっているようです。「イヌタデ」を鮮やかに巨大にしたような植物で、背丈以上になり...