スイセン(ニホンズイセン) (APG:ヒガンバナ科スイセン属)(ユリ科)
(Narcissus tazetta var. chinensis)
スイセンには多くの園芸種がありますが、日本において原種(野生種)とされる「ニホンズイセン」は、元来地中海沿岸原産で、室町時代以前に中国南部経由で日本に入ってきた帰化植物です。
伊豆の爪木崎など、暖地の海岸沿いに有名な群生地が各地にあります。
そのため、園芸用に移入されたという他に、中国南部からの漂着説もあるようです。
冬から早春の、他に花の少ない季節に眼を楽しませてくれる存在ですね。
外側の6枚の花びらは、3枚が花弁で3枚が萼片です。
また、内側の筒状の花弁は副花冠と呼ばれます。
全草有毒です。
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