ゲッカビジン (サボテン科クジャクサボテン属)【月下美人】
(Epiphyllum oxypetalum)
美人薄命な「一夜花」として有名な多肉植物で、メキシコの熱帯雨林地帯が原産地だそうです。
夜間に咲き始め、朝までに萎んでしまう生態と強い芳香で有名ですが、これは小型コウモリを花粉の媒介者としているための性質ということです。
花弁がたくさん重なりあっていて、どこまで花弁でどこまで萼片かわかりません。
たくさんの雄しべは2段構造のようになっていて、おそらく、ここに入ってくるポリネーター(花粉媒介者)の周りを包んでしまうようになっている感じです。
また、雌しべの花柱先端は15-20裂となり長く突き出しています。
ちなみに、花も実も食用になるそうです。