シャクチリソバ (タデ科ソバ属)【赤地利蕎麦】
(Fagopyrum dibotrys)
「ソバ」や「ダッタンソバ」などと同属の、ヒマラヤ山麓原産の野生ソバ。
昭和のはじめに薬草として小石川植物園に栽植され、その後逸出して各地に野生化しているそうです。
アクが強いのでそば粉としての食用にはならないそうですが、若葉は食べることができるようです。
繁殖力が強いので、各地の河川敷などで群生しているところがあるようです。
小石川植物園でも林縁などにかなり繁茂していました。
ソバと比べると、葉が三角形に尖った感じで葉柄が長く、花の雄しべの葯が濃い赤で綺麗です。