ナンバンギセル (ハマウツボ科ナンバンギセル属)【南蛮煙管】
(Aeginetia indica)
ススキなどの根元に寄生している寄生植物です。
「ギンリョウソウ」などにも似た寄生植物で、「ヤセウツボ」などと同科とはいえ、花がピンク系でなかなか綺麗なのです。
葉は無く、地面から花柄がいきなり生えて一輪の花がつきます。
そのかたちをもって、「キセル」と称されています。
ススキの根方をかき分けてみると、ススキの茎に入り混じって咲いています。
また、ススキの株から少し離れたところに単体で出ている場合もあります。
この場合はきっと地中にススキの根が張っているのでしょう。
同属にもっと大型で派手な花の「オオナンバンギセル」があります。
なんと、白花のナンバンギセルもあるのですね。
野山北公園のビジターセンターの方に、すぐそこにナンバンギセルがある、と教えて頂いたので見に行きましたが、残念ながらもう枯れる寸前でした。