ヒイラギナンテン (メギ科メギ属)【柊南天】
(学名: Berberis japonica)
中国原産で公園や植え込みによく使われますが、一部野生化しているものもあるようです。
「ヒイラギ」の葉にそっくりですが、ヒイラギはモクセイ科の樹木で全く違うもので、「ナンテン」とは同科です。
花を見る機会はそれほど長くはありませんが、なかなか可愛い花です。
調べてみると、花の雄しべを触ったりして刺激を受けると動く性質があるということです。
詳しく見てみたいものの、人のうちの玄関先なのでその時はじっくり見られず判りませんでした。
山中の林の中に生えていました。
近隣の公園や庭園の実が運ばれてきたのかもしれません。
花の雄しべを見ようとして触ったら、もう花も終わりのようでばらばらと落ちてしまいました。
ヒイラギナンテンの実は食べられるということで、恐る恐る食べてみました。
近所のビルの植え込みから実を採ってきて一粒。
なんか食べたことがあるような食感。
何かに似ていると思ったら、ブドウを皮ごと食べたのと似てます。
味はほのかに酸っぱく、ごくほのかに甘みもありますが、概ね味がしないという感じ。
と思っていたら、少ししてだんだん不味くなってきました。
どうやら、渋みというかエグみが後からじわじわくるようです。
というわけで、あまりオススメはしません(^^;;
・・・そういえば、種はどこへ行った?
種が無かったような。
別の実をつぶしてみたら、とても小さな種が入っていました。
知らないうちに食べてしまったようです(^^;;
ヒイラギナンテンの雄しべの移動
なんとかiPhoneで動画撮影成功。
でも移動する様子は早くてよく判らない(^^;;
花弁の内側に沿っている雄しべが、爪楊枝でつつくと中心の雌しべの周りに一瞬で移動します。