6月

ヤマトユキザサ

ヤマトユキザサ (キジカクシ科マイヅルソウ属)(旧ユリ科)【大和雪笹】(Maianthemum viridiflorum) 別名:オオバユキザサ深い山地の林下にひっそりとした感じで咲きますが、薄緑色の細かい花はよく見ると星形で綺麗です。同属...
6月

マイヅルソウ

マイヅルソウ (APG:キジカクシ科マイヅルソウ属)(ユリ科)【舞鶴草】(Maianthemum dilatatum)細かい白い花が可愛い、鈴蘭に近い植物です。森林の湿った林下に群生します。樹林の中の下草として群生している、ハート型のきれい...
高山植物

ジョウエツキバナノコマノツメ

ジョウエツキバナノコマノツメ (スミレ科スミレ属)【上越黄花の駒の爪】(Viola biflora var. subpubescens)「スミレ」という名がつかない唯一のスミレ「キバナノコマノツメ」(黄花の駒の爪)の変種です。スミレのくせに...
タテハチョウ科

アサギマダラ

アサギマダラ (タテハチョウ科アサギマダラ属)【浅葱斑】(学名:Parantica sita)アサギマダラは琉球や台湾への「渡り」をすることで有名ですが、夏場は主に標高の高い山地にいます。夏に日本各地で発生した個体の多くは、秋には南に渡り、...
野山の植物

アラゲハンゴンソウ

アラゲハンゴンソウ(キク科)(Rudbeckia hirta var. pulcherrima)北アメリカ原産の帰化植物。ハンゴンソウの中の似たものもいくつかあるが、これは花の中心の筒状花が黒いのですぐ分かります。特定外来種なはずなのに、御...
10月

ショウジョウソウ

ショウジョウソウ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【猩々草】(学名: Euphorbia heterophylla) 別名:サマーポインセチア所沢の郊外に、用事があって出かけましたが、茶畑の脇に、遠くからでもよく目立つ真っ赤な花が。近くでよ...
野山の植物

アカショウマ

アカショウマ (ユキノシタ科チダケサシ属)【赤升麻】(Astilbe thunbergii)同類のチダケサシ属に、「チダケサシ」、「トリアシショウマ」と、とてもよく似たものがあるので紛らわしいです。また、バラ科の「ヤマブキショウマ」もそっく...
7月

ミヤマタムラソウ

ミヤマタムラソウ (シソ科アキギリ属)【深山田村草】(Salvia lutescens var. crenata) 別名:ケナツノタムラソウ「アキノタムラソウ」に似て数段に輪生する花序をつけますが、より山岳性で花期が早く、2本の雄しべが長く...
タテハチョウ科

スジグロカバマダラ

スジグロカバマダラ (タテハチョウ科)日本では宮古島以南の南方系の蝶ですが、インドや東南アジアなど世界的には分布は広いようです。アメリカで大量に渡りをするオオカバマダラに近い種類ですが、それよりはかなり小型です。毒を体内に貯めて毒蝶となって...
タテハチョウ科

オオゴマダラ

オオゴマダラ (タテハチョウ科)【大胡麻斑】(学名 Idea leuconoe)日本最大級の蝶といわれている大型の蝶です。白蝶の仲間のようですがタテハチョウ科で、ふわふわとゆっくりした飛び方です。琉球以南に分布する蝶なので、日本では沖縄など...
8月

ミカドアゲハ

ミカドアゲハ (アゲハチョウ科)【帝揚羽】(Graphium doson)「アオスジアゲハ」に似ている近似種ですが、もっと南方系で、中国四国以南に分布します。八重山のミカドアゲハは本土種とはやや違う亜種のようです。日本全体でいくつかの亜種が...
6月

コミスジ

コミスジ (タテハチョウ科)【小三條】(学名 Neptis sappho)ミスジチョウの仲間の中では、一番普通にいる種類で、都会の公園などでも見ることがあります。ひーら、ひーら、という感じの独特のゆっくりした飛び方で明るい日向の林道沿いなど...
8月

オオミズアオ

オオミズアオ (ヤママユガ科)【大水青】(学名 Actias aliena)夜、キャンプファイアやランタンなどに突然やってくると、その大きさと意表をつく青白い色にぎょっとすることがあるが、よく見るとたいへん美しい色合いの蛾です。
6月

アカフタチツボスミレ

アカフタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【赤斑立坪菫】(Viola grypoceras f. variegata)「タチツボスミレ」は全国にたいへん多いだけに、変異タイプもいろいろあるようです。葉の葉脈が赤くなっているのを「アカフ」(赤...

ミヤマスミレ

ミヤマスミレ (スミレ科スミレ属)【深山菫】(Viola selkirkii)関東や中部では、おおむね1,000m以上の山地から亜高山にかけて分布します。山地の森の湿っぽい腐植質の地面に咲くのであまり目立たないですが、場所によっては群生しま...
6月

マヤラン

マヤラン (ラン科シュンラン属) 【摩耶蘭】(学名:Cymbidium macrorhizon)マヤランは、菌従属栄養植物(腐生植物)なので葉をもたず、地面からいきなり伸びて咲いています。僅かに花茎の部分にだけ葉緑素をもっていますが、薄茶色...
7月

ハリブキ

ハリブキ (ウコギ科ハリブキ属)【針蕗】(Oplopanax japonicus)林間の道わきにたくさんありますが、柔らかそうな葉の表面に凶悪な棘が並んでいます!しかも茎にもたくさんの棘。鹿の食害などから身を守る武装なのでしょうが、登山者も...
6月

ナナカマド

ナナカマド (バラ科ナナカマド属 )【七竈】(Sorbus commixta)亜高山帯の紅葉の主役のひとつとして有名ですが、初夏の花も綺麗です。同じバラ科のコデマリ的な白い集合花で、足元だけ見て歩いていると意外と気が付きませんが一見の価値が...
6月

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【柏葉紫陽花】(学名:Hydrangea quercifolia)北アメリカ原産のアジサイで、園芸品種として最近増えてきました。名前の通り、「カシワ」の葉に似ているので「カシワバ」。たいへんボリュー...
6月

レンゲツツジ

レンゲツツジ (ツツジ科ツツジ属)【蓮華躑躅】(Rhododendron molle subsp. japonicum)各地の初夏の高原の名物となっています。明るく開けた場所に手頃な高さのかたまりに収まって茂るので、とても闊達な風景によく似...

ノアサガオ

ノアサガオ (ヒルガオ科)【野朝顔】(学名:Ipomoea indica)別名:琉球アサガオ神保町の空き地に、10月だというのに異常に元気に咲くアサガオ。葉をよく見るとハート型で、花も葉も、アサガオの薄く弱々しい印象がありません。夏には気付...

コリウス

コリウス (シソ科)(学名:Solenostemon scutellarioides)別名:キンランジソ(金襴紫蘇)、ニシキジソ(錦紫蘇)西神田公園の入り口に植えられた、斑入りの縮れた感じの葉が特徴的なシソ科らしき草花。葉の大きさや質感、花...
6月

エゾノギシギシ

エゾノギシギシ (タデ科ギシギシ属)(Rumex obtusifolius) 別名「ヒロハギシギシ」小金井公園にスイバのような草があったのでよく観察すると、たいへん小さな赤玉をたくさん発見。「ギシギシ」のようですが、赤玉が面白かったのでよく...
6月

オリヅルラン

オリヅルラン (APG:キジカクシ科)(ユリ科)【折鶴蘭】(Chlorophytum comosum)神保町の植栽の中に見慣れない白花を発見。茎がびよーんと伸びた先に花と葉があります。どうやら、オリヅルランがツツジの中に野生化しているようで...

ヒメコウホネ

ヒメコウホネ (スイレン科コウホネ属)【姫河骨】(学名:Nuphar subintegerrimum)日本固有種で、普通の「コウホネ」より小さく、葉が水面から出ずに浮いているのが特徴だそうです。ちょうどこれから咲き始めというところですね。全...
6月

タイサンボク

タイサンボク (モクレン科モクレン属)【泰山木】(学名:Magnolia grandiflora)公園樹としてはポピュラーな北米原産の常緑樹です。初夏の白い花は大きく見栄えがするので人気があります。かなりな大木に成長し、皇居東御苑にも巨樹が...
6月

ヒメシャラ

ヒメシャラ (ツバキ科ナツツバキ属)【姫沙羅】(Stewartia monadelpha)「ナツツバキ」と同類ですが、小ぶりでシンプル。太平洋側に分布する日本特産種だそうです。照葉樹林の中でも目立つ、独特の赤茶色の幹が特徴的で、伊豆・天城山...
タテハチョウ科

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)(Hestina assimilis)もともと、この蝶は日本では、ほぼ奄美大島だけにいるはずなのですが、2000年ごろから突如関東地方で見られるようになりました。ツマグロヒョウモンのように、長年かけて徐々に...
野山の植物

テイカカズラ

テイカカズラ (キョウチクトウ科テイカカズラ属)【定家葛】(Trachelospermum asiaticum)神保町でテイカカズラの生け垣がいっぱい咲いていました。朝通ったときは風もあって香りには気づかなかったので、帰りに通ってみました。...

オオバキスミレ

オオバキスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉黄菫】(Viola brevistipulata)日本の黄色いスミレは基本的に北方系で、これもそういった種類ですが、寒冷地でもむしろ豪雪地に特化したスミレです。名前の通りとても大きな葉で、早春に見る...
6月

トクサ

トクサ (シダ植物トクサ科トクサ属)(砥草、木賊)(Equisetum hyemale)日本庭園や坪庭などに植えられることが多く、ちょっと異彩を放つ植物です。この節がすぽんと抜けるのが面白くて、子供のころ近所の庭のを抜きまくって叱られたこと...
野山の植物

タケニグサ

タケニグサ(ケシ科 Macleaya cordata)神保町のはずれの、荒れた路側帯にタケニグサが生えてきました。そういえば、昔、子供の頃は東京でも空き地にどこにでも生えていたと思うのですが、最近あまり見たことがなかった気がします。宅地造成...
6月

モウセンゴケ

モウセンゴケ  (モウセンゴケ科モウセンゴケ属)【毛氈苔】( Drosera rotundifolia ) 食虫植物の代表とも言える草ですが、「コケ」ではありません。湿地帯に生育し、地面にへばりつくように生えます。丸い葉の表面は粘液を出す粘...
タテハチョウ科

エルタテハ

エルタテハ(タテハチョウ科:Nymphalis vaualbum)「ヒオドシチョウ」と非常によく似ている。本州中部では、おおむね1000m以上の山地に棲む。食草がシラカバやダケカンバなので、高原山地の蝶となっている。
タテハチョウ科

キベリタテハ

キベリタテハ(タテハチョウ科)(Nymphalis antiopa)黒紫色のベルベットに黄金の縁取り。まるで、高級な劇場の重厚な緞帳のような羽根のデザイン。タテハチョウの中でも王様クラスの風格があると思う。中級山岳や高原の森まわりに現れ、タ...
9月

イモカタバミ

イモカタバミ (カタバミ科カタバミ属)(Oxalis articulata)南アメリカ原産の、江戸時代末期に観賞用として入ってきた帰化植物。いわゆるありふれた雑草だが、観賞用に導入しただけあってとても綺麗な花。地下茎で繁殖するので、同じ場所...
9月

ハクチョウソウ

ハクチョウソウ (アカバナ科ガウラ属)【白蝶草】(Gaura lindheimeri)北アメリカ原産の園芸植物。4枚の花弁と雄しべが、蝶のようなので白蝶草。「白鳥」ではない。基本は白ですが、ピンクの品種もあります。一般には、属名の「ガウラ」...
9月

ヤブミョウガ

ヤブミョウガ (ツユクサ科ヤブミョウガ属)【藪茗荷】 (Pollia japonica)薄暗い林下の中の下草として、以前から謎の植物でしたが、時期になり、花と実がついて判明しました。「ミョウガ」という名前ですが、ミョウガではなく、「ツユクサ...
野山の植物

ヒメホコリタケ

ヒメホコリタケ(ホコリタケ科 Lycoperdon pratense)??キャンプ場用に整地された草原にあちこち出てました。ゴルフ場の芝生にも発生するらしいです。が、キノコの同定は常に??です(^^;;@糸魚川・高浪池キャンプ場
9月

ウサギギク

ウサギギク(キク科ウサギギク属)【兎菊】(Arnica unalascensis var. tschonoskyi)高山植物としては、何だか素朴な感じのする、まさに「菊」の花です。「ウサギ」の謂れとなる、細かい毛が生えて左右一組で生える兎の...