クマイザサ (イネ科ササ属)【九枚笹】
(Sasa senanensis) 別名:シナノザサ(信濃笹)
幅広の大きな葉をもつササで、山岳地で広大な笹原を形成します。
名前の「九枚笹」は、枝先に出る葉が9枚セットでつくためですが、実際には9枚のものは少なく5枚程度のものが多いようです。
北海道から本州、東北地方、九州北部まで分布し、日本海側など多雪地帯の林内に多く、中部山岳地帯にも広く分布しています。
中部地方では標高1000mから2500mぐらいの山地に多いようです。
近縁種の「チマキザサ」や「チシマザサ」とよく似ていて分布地も重なりますが、おおむね、低山では「チマキザサ」、山麓-高原-亜高山「シナノザサ」、亜高山-高山帯「チシマザサ」という感じに生育しているようです。
葉の表面は無毛で滑らかで、葉裏には軟毛が生えるのが特徴となっています。
山地の大型のササということで「クマザサ」と混同されることも多いようですが、葉の白い「隈取り」はありません。




