ヒメハナワラビ (シダ植物ハナヤスリ科ハナワラビ属)【姫花蕨】
(Botrychium lunaria) 別名:アキノハナワラビ,ヘビノシタ
亜高山から高山帯の日当たりのよい草地や岩場に生える小さな羊歯です。
1回羽状複葉の栄養葉が1枚だけ立ち上がり、小羽片は扇形でまばらに4-7対しかつきません。
同時に球状の胞子嚢をつけた胞子葉が栄養葉より長く立ち上がります。
「ナツノハナワラビ」や「フユノハナワラビ」「ヒロハハナヤスリ」などと同じハナヤスリ科なので栄養葉1枚と胞子葉1本の基本的な体制は同じです。
北海道から本州中部以東の高山に稀に分布します。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)