キク科

野山の植物

センダングサ

センダングサ (キク科センダングサ属)【栴壇草】 (Bidens biternata) 「コセンダングサ」や「アメリカセンダングサ」など、多くの類似の帰化植物がある中で、これが在来種の元祖センダングサ。 とはいえ、これももともとは古い時代の...
9月

オクヤマアザミ

オクヤマアザミ (キク科アザミ属)【奥山薊】 (Cirsium ovalifolium) 谷川連峰から那須連峰にかけての山地から高山帯に生えるアザミで、頭花はまばらに点頭して咲きます。 総苞片は斜上~開出し、総苞が粘ります。 【Youtub...
6月

ジョウシュウオニアザミ

ジョウシュウオニアザミ (キク科アザミ属)【上州鬼薊】 (Cirsium okamotoi) 上越国境の山岳地に生える、分布の狭いアザミです。 棘は鋭く、花は単生か数個がかたまって点頭してつきます。 総苞片が7-8列で、総苞は著しく粘るとさ...
9月

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ) (キク科コノクリニウム属)【西洋藤袴】 (Conoclinium coelestinum) 別名:青花フジバカマ 「ユーパトリウム」というのは、「フジバカマ」や「ヒヨドリバナ」などが属しる「ヒヨドリバナ...
野山の植物

ハチオウジアザミ

ハチオウジアザミ (キク科アザミ属)【八王子薊】 (Cirsium tamastoloniferum) 2012年に新種として発表されたばかりの、八王子市内原産の地域固有種のアザミです。 多摩丘陵には、低い丘陵地に入り組んだ谷(谷戸)がたく...
野山の植物

アメリカタカサブロウ

アメリカタカサブロウ (キク科タカサブロウ属)【亜米利加高三郎】 (Eclipta alba)  1981年に発見されたという新しい帰化種で熱帯アメリカ原産。 在来種の「タカサブロウ(モトタカサブロウ)」も史前帰化植物ではないかと言われてい...
野山の植物

オトコヨモギ

オトコヨモギ (キク科ヨモギ属)【男蓬】 (Artemisia japonica) 全国の日当たりの良い山地や丘陵地に生え、普通の「ヨモギ」よりもやや山地性のようです。 全体にほとんど毛が無く、円錐花序の細かい花はヨモギよりも丸っこく花柄が...
9月

ナンブアザミ

ナンブアザミ (キク科アザミ属)【南部薊】 (Cirsium tonense var. tonense) 東北地方で最も普通のアザミで、関東から中部にかけ広く分布します。 「トネアザミ」の母種とされる近い仲間で、関東や中部ではトネアザミより...
9月

ノコギリソウ

ノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【鋸草】 (Achillea alpina subsp. alpina var. longiligulata) 本州と北海道の標高の高い高原や山地の草原などの、やや湿地状のところに生育します。 キク科ら...
6月

キクイモモドキ

キクイモモドキ (キク科キクイモモドキ属)【菊芋擬】 (Heliopsis helianthoides) 北米原産で明治時代中期に観賞用として導入され、一部野生化した帰化植物です。 「キクイモ」に似て非なる花なので「モドキ」ですが、似て非な...
9月

ハチジョウアザミ

ハチジョウアザミ (キク科アザミ属)【八丈薊】 (Cirsium hachijoense) 伊豆諸島の常緑樹林の林内や林縁に生え、大きな頭花を咲かせる伊豆諸島固有種のアザミ。 伊豆大島から八丈青ケ島まで分布し、島の植物と言っても海岸性という...
9月

キクイモ

キクイモ  (キク科ヒマワリ属)【菊芋】 (Helianthus tuberosus) 北米原産のヒマワリ属でヒマワリそっくりの花が何故「イモ」かというと、「キクイモ」の根が芋のような根塊になり、家畜の飼料として使えることからだそうです。 ...
9月

ネコノシタ

ネコノシタ (キク科ハマグルマ属)【猫の舌】 (Wollastonia dentata) 別名:ハマグルマ 関東以西の砂浜に生える多年草です。 地面に茎を長く伸ばし、途中から根をおろして生育範囲を広げてゆきます。 葉が厚手で表面がざらつくた...
野山の植物

ヒメムカシヨモギ

ヒメムカシヨモギ (キク科イズハハコ属)【姫昔蓬】 (Erigeron canadensis) 荒れ地や野原、路傍に生える雑草で、直立して生え、伸びると上部で広く分岐して多くの小さな花をつけます。 頭花は筒状花のまわりに白い舌状花が並び、細...
9月

コウゾリナ

コウゾリナ (キク科コウゾリナ属)【剃刀菜】 (Picris hieracioides subsp. japonica) 夏場にタンポポのような黄色い頭花をつけ、葉は細長いヘラ型で波状の鋸歯があります。 全国の山野や草原に立ち上がって伸び、...
野山の植物

ヤナギタンポポ

ヤナギタンポポ (キク科ヤナギタンポポ属)【柳蒲公英】 (Hieracium umbellatum) 北海道、本州、四国に分布する背の高いタンポポで、柳状の葉が互生します。 花は舌状花のみで構成され、散状花序となり総苞片は反り返ります。 葉...
野山の植物

オオジシバリ

オオジシバリ (キク科タカサゴソウ属)【大地縛り】 (Ixeris japonica) 「ジシバリ(イワニガナ)」の大きいやつだからオオジシバリ。そのまんまですね。 花も大きめですが、花だけアップで見ても違いがよく判りません。 葉を見ると全...

フキタンポポ

フキタンポポ (キク科フキタンポポ属)【蕗蒲公英】 (Tussilago farfara) 遠目には「フクジュソウ」に見えますが花弁がたいへん細かく、ちょっと赤みを帯びているようです。 フクジュソウと同様、春先にいきなり花が咲いてそれから葉...
12月

コダチダリア

コダチダリア キク科ダリア属【木立ダリア】 (学名 Dahlia imperialis) キダチダリア:皇帝ダリア 近年、いろいろなところで植えられている、メキシコ中米原産の最大級の草花です。 高さは通常3-7mとなり、最大では10mを超え...
9月

ヒマワリ

ヒマワリ (キク科ヒマワリ属)【向日葵】 (Helianthus annuus) ヒマワリは、北米西部原産で夏の象徴ということで、なんとなく南国的な印象もありますが、世界で一番栽培しているのはロシア、ウクライナで、ロシアでは国花となっている...
野山の植物

アキハギク

アキハギク (キク科シオン属)【秋葉菊】 (Aster sugimotoi) 別名:アキワギク、アキバギク、キヨスミギク 一見してちょっと雰囲気の違う変わった「シロヨメナ」という感じですが、よく調べると「アキハギク」のようです。 シロヨメナ...
9月

モリアザミ

モリアザミ (キク科アザミ属)【森薊】 (Cirsium dipsacolepis) 山地の日当たりの良い草原に生える中型のアザミです。 茎の先端に1-3個の花を上向きにつけ、総苞片が長く棘状に開出するのが特徴です。 また、葉の形は変異の幅...
10月

オオシマノジギク

オオシマノジギク (キク科キク属)【大島野路菊】 (Chrysanthemum crassum) 西日本の太平洋岸沿いに分布する「ノジギク」の仲間の中で、最も南方に生育する海岸性の種類です。 九州地方からしだいに南下して分化していったという...
野山の植物

ハバヤマボクチ

ハバヤマボクチ (キク科ヤマボクチ属)【葉場山火口】 (Synurus excelsus) 「オヤマボクチ」と同属でよく似ていますが、これは関東あたりから西のほうの分布域となります。 「葉場山」とは、草刈場(茅場)の山のことで、これが生える...
10月

ハマギク

ハマギク (キク科ハマギク属)【浜菊】 (Nipponanthemum nipponicum) 名の通り、海岸性の菊で、青森から茨城にかけての太平洋岸に自生します。 いかにも野菊という大輪の白花ですが、葉はいかにも海岸性という感じのへら型の...
9月

ヤブタバコ

ヤブタバコ (キク科ガンクビソウ属)【藪煙草】 (Carpesium abrotanoides) 横向きに長く伸びた枝に葉と花が並ぶ独特の姿です。 個々の花は「ガンクビソウ」に似ていますが、もっと小さく閉鎖的な感じです。 茎は地面から直立し...
野山の植物

シュウブンソウ

シュウブンソウ (キク科シオン属)【秋分草】 (Aster verticillatus) 地面から数十センチ伸びた茎から横にひょろひょろと長い枝茎を出し、その葉腋にたいへん小さな花を並べて咲かせます。 ぱっと見に、なんの花か見当がつきません...
高山植物

ミヤマオトコヨモギ

ミヤマオトコヨモギ (キク科ヨモギ属)【深山男蓬】 (Artemisia pedunculosa) 亜高山から高山帯の岩礫地に生える、小型の山地性ヨモギですが、単に「オトコヨモギ」の高山型というより全く別の種類のようです。 本州の中部地方か...
9月

オクモミジハグマ

オクモミジハグマ (キク科モミジハグマ属)【奥紅葉白熊】 (Ainsliaea acerifolia var. subapoda) 関西中心の「モミジハグマ」の変種で、山地の樹林下に生えますがモミジのような葉はモミジハグマよりも切れ込みが浅...
山岳の植物

ヤツタカネアザミ

ヤツタカネアザミ (キク科アザミ属)【八高嶺薊】 (Cirsium yatsualpicola) 八ヶ岳連峰の亜高山帯と高山帯の草地に生え、八ヶ岳全域に分布するが北部に多いそうです。 中型の頭花が点頭(俯向いて咲く)するアザミで、8−9列の...
9月

ゴマナ

ゴマナ (キク科シオン属)【胡麻菜】 (Aster glehnii var. hondoensis) 高原や湿地に秋の気配を告げる、野菊の仲間です。 「シラヤマギク」などにちょっと似ていますが、こちらは花がどっさり咲きます。 田畑わきなどに...
野山の植物

ミヤマヤブタバコ

ミヤマヤブタバコ (キク科ガンクビソウ属)【深山藪煙草】 (Carpesium triste) 「ガンクビソウ」の仲間で、似たような花ですがもっと小さく、個々の花には総苞片が後光のように放射状について、葉腋に段々につきます。 茎や葉には毛が...
野山の植物

テバコモミジガサ

テバコモミジガサ (キク科コウモリソウ属)【手箱紅葉傘】 (Parasenecio tebakoensis) 「モミジガサ」とほぼ同じですが、サイズが明らかに小さく、おおむね背が50cm以下で葉が子供の掌ぐらいの大きさです。 大きさ以外に明...
野山の植物

オオアワダチソウ

オオアワダチソウ (キク科アキノキリンソウ属)【大泡立草】 (Solidago gigantea subsp. serotina) 「セイタカアワダイソウ」の仲間で、明治時代に北米から観賞用として伝来したものが全国に野生化した帰化植物。 「...
高山植物

タカネヨモギ

タカネヨモギ (キク科ヨモギ属)【高峰蓬】 (Artemisia sinanensis) その名の通り、高山性のヨモギです。 花がほとんど蕾ばかりだったので見逃してしまいましたが、千畳敷カールの中にはかなりの群生があります。 花が無くても、...
高山植物

ヒメウスユキソウ

ヒメウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【姫薄雪草】 (学名:Leontopodium shinanense) 別名:コマウスユキソウ いわゆる日本のエーデルワイス類の中で最も小型の種類です。 高さ5-10cm程度しかなく、中央アルプスの...
高山植物

クロトウヒレン

クロトウヒレン (キク科トウヒレン属)【黒唐飛廉】 (Saussurea sessiliflora) 一見すると、何かの枯れ草かと思うような黒褐色の塊が目に入りました。 調べてみると、「クロトウヒレン」の蕾。 東北地方南部から中部地方にかけ...
6月

ケムラサキニガナ

ケムラサキニガナ (キク科アキノノゲシ属)【紫苦菜】 (Lactuca sororia var. pilipes) 山地の半日蔭に生え、ひょろひょろと高く伸び、長いと1m以上にもなる草で、天辺に円錐花序をつけます。 「ニガナ」類に似た形の下...
6月

チシマタンポポ

チシマタンポポ (キク科ヤナギタンポポ属)【千島蒲公英】 (Hieracium alpinum) 「千島」と名がありますが、極東アジアには存在せず、ヨーロッパアルプス原産の高山植物です。 これが園芸品種として輸入され、商品名として「チシマタ...
野山の植物

ハンカイソウ

ハンカイソウ (キク科メタカラコウ属)【樊会草】 (Ligularia japonica) 静岡以西の低山の湿地に生え、直径10cm以上の大きなオレンジ色の花を咲かせます。 花と全体の雰囲気は「マルバダケブキ」などにも似ていますが、葉が全く...