ヒロハノタイワンホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【広葉台湾杜鵑草】
(Tricyrtis ‘Amethystina’)
「タイワンホトトギス」の園芸品種ですが、「広葉」といっても、いわゆるタイワンホトトギスと変わりは無いようです。
この名称は一般的ではないようで、西表島などにも自生する原種「タイワンホトトギス」と園芸種を区別するために言っているのかもしれません。
Tricyrtis ‘Amethystina’ または Tricyrtis formosana’Amethystina’ は、数多くの変わり型品種を含むようで、園芸用種苗販売のものはこの「アメジスティーナ」でくくられている模様。
園芸種だけあって、花が色も姿も綺麗に整っており、茎や花茎が細身に長く茂る印象があります。
台湾ホトトギスの園芸種でしょうけれど、ちょっと変わったもの。
3枚の内花被片が細くて立っていて、3枚の外花被片が目立つので、まるで3弁花のようにも見えます。
また、「距」が真っ黄色なのも面白い。