キヅタ (ウコギ科キヅタ属)【木蔦】
(Hedera rhombea) 別名:フユヅタ
低山や里山でよく見る「ツタ」ですが、常緑の「木本」なので木ヅタ。
大きなものではまさに樹のように太い茎になり細い気根をびっしり出して不気味なほどです。
しかし幹樹を覆うほどに寄主の樹木にとりついていても、この気根で樹木に張り付いて幹を締め付けないので、寄生した樹木を枯らしてしまうことは少ないそうです。
若い葉は「ツタ」のように3-5裂した掌状になりますが、花のつくような成長した枝では楕円の葉になります。
晩秋に「ウド」や「ヤツデ」のような形の目立たない花を咲かせ実になります。
園芸用に使われる「アイビー」は、同属の「セイヨウキヅタ」です。