オカメザサ (イネ科オカメザサ属)【阿亀笹】
(Shibataea kumasaca)
1-2mと背が低く笹薮に混ざっていることも多いのですが、実は竹の仲間だそうです。
実際、他の笹に混ざって生えていると異様に葉の幅が広く違和感を感じます。
地下茎から立ち上がる桿(茎)が密集して生え、枝先に1-2枚の葉をつけます。
普通には「葉柄」となるごく短い軸が「枝」で、ここに2つの節があるのが特徴です。
関東以西で広く見られますが、日本原産には違いないのに野生種の原産地ははっきりしていないという謎の分布です。
それだけ古来から園芸用に広く植栽されてきたということなのでしょう。