植物図譜

野山の植物

フキ

フキ (キク科フキ属)【蕗】(Petasites japonicus)いわゆる「フキノトウ」のフキです。早春の風物詩であり、山菜の代表のようなものですが根茎は有毒であり、フキノトウの可食部にも灰汁抜きをしないと有毒アルカロイドを含みます。雌...

ベニバナトキワマンサク

ベニバナトキワマンサク (マンサク科トキワマンサク属)【紅花常盤満作】(Loropetalum chinense var. rubrum)「マンサク」によく似た花ですが別属で、マンサクのように落葉樹でなく常緑のため「常盤」の名がつきます。通...
1月

ハイビャクシン

ハイビャクシン (ヒノキ科ビャクシン属)【這柏槙】(Juniperus chinensis var. procumbens)「イブキ」の変種となる這性の針葉樹で、公園や庭園の植栽に広く使われますが、日本の自生原産地は、壱岐・対馬などの海岸に...
野山の植物

マテバシイ

マテバシイ (ブナ科マテバシイ属)【馬刀葉椎】(Lithocarpus edulis)公園や街路樹としてどこにでも見られる樹木ですが、本来の自生地は九州以南という暖地性で、隔離的に紀伊半島や房総半島に自生します。葉は厚手で光沢があり、かなり...
2月

ハイネズ

ハイネズ (ヒノキ科ビャクシン属)【這杜松】(Juniperus conferta)海岸に生える、「ハイマツ」のような匍匐性の針葉樹で、葉は「カラマツ」のように短めですが鋭く尖っています。雌雄異株で、雌株には丸い実がなります。背が低く這うの...
野山の植物

ユズリハ

ユズリハ (ユズリハ科ユズリハ属)【譲葉】(Daphniphyllum macropodum)福島県以西に分布する暖地性の常緑樹です。垂れ下がるようにつく独特の大きな葉が特徴的です。先端から出る新芽と若葉が上向きに伸びると、下垂する古い葉は...
野山の植物

ウラボシノコギリシダ

ウラボシノコギリシダ (シダ植物メシダ科)【裏星鋸羊歯】(Anisocampium sheareri)常緑性の小型-中型のシダで、関東以西の里山林下に生育します。葉は半光沢で鋸歯がはっきりし、胞子葉は直立して丸いソーラスが散在します。千葉県...
3月

コナラ

コナラ (ブナ科コナラ属)【小楢】(Quercus serrata)「クヌギ」と並んで日本の里山雑木林の代表のような樹種で、代表的ドングリでもある樹木ですが、その花は恥ずかしながら知りませんでした。里山の林床にニリンソウなどが咲きだすころ、...
野山の植物

ハンノキ

ハンノキ (カバノキ科ハンノキ属)【榛の木】(Alnus japonica)川辺や沼地、湿地に生える落葉高木。真冬に雌雄異花をつけます。穂状に下垂するのが雄花、その付け根で紅いワレモコウみたいなのが雌花です。花粉症の原因植物のひとつでもあり...
野山の植物

アリマウマノスズクサ

アリマウマノスズクサ (ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)【有馬馬の鈴草】(Aristolochia shimadae)「オオバウマノスズクサ」の仲間で、六甲山周辺と九州北部、及び宮古島、先島諸島と隔離分布しています。奄美、沖縄本島周辺には...
野山の植物

ノグルミ

ノグルミ (クルミ科ノグルミ属)【野胡桃】(Platycarya strobilacea)クルミ科ではあるけれど、オナモミみたいな果実は松ぼっくり式のもので食用にはならない。野生のものは東海地方以西から九州にかけて自生する。
野山の植物

アラカシ

アラカシ (ブナ科コナラ属)【粗樫】(Quercus glauca)「シラカシ」と並んで、人里近くの照葉樹の代表で、東北以南から九州まで分布しますが西日本に多い樹種です。とはいえ、公園や庭木として多いのでどこでも眼にします。シラカシに比べて...
野山の植物

シラカシ

シラカシ (ブナ科コナラ属)【白樫】(Quercus myrsinifolia)福島県以南の東日本に多く、関東地方の照葉樹の代表ともいえる樹種です。公園や庭木にも多く使われるので東京近辺では一番眼にする樫の木。類似の「アラカシ」に比べて幹の...
野山の植物

クモノスシダ

クモノスシダ (シダ植物チャセンシダ科)【蜘蛛の巣羊歯】(Asplenium ruprechtii)細長い単葉の葉をひょひょろと伸ばし、着地した先端から新しい芽を出す栄養生殖が特徴的な、ユニークな羊歯です。山地の岩上に生育し、とくに石灰岩を...
2月

トベラ

トベラ (トベラ科トベラ属)【扉】(Pittosporum tobira)東北南部以南の海岸沿いに分布する常緑の低木です。先丸のへら型の葉が放射状につくのが特徴的で、ちょっと「シェフレラ(ヤドリフカノキ)」に似ています。葉の縁が裏側に巻き込...
12月

クスノキ

クスノキ (クスノキ科ニッケイ属)【樟、楠】(Cinnamomum camphora)東海・東南海地方、四国、九州に分布する暖地系の照葉樹で、史前帰化植物とされています。そのため、九州以外では山奥に生育することは少なく、野生の分布は太平洋側...
園芸植物

シロミノコムラサキ

シロミノコムラサキ (シソ科ムラサキシキブ属)【白実小紫】(Callicarpa dichotoma f. albifructa)「コムラサキ」の白い実がなる品種です。花も白です。

シキザクラ

シキザクラ (バラ科サクラ属)【四季桜】(Cerasus × subhirtella ‘Semperflorens’)エドヒガンとマメザクラの交雑種といわれる園芸品種です。いわゆる「冬桜」で、11月ごろと3月ごろの二度咲きです。花はピンク色...

フユザクラ(コバザクラ) 

フユザクラ(コバザクラ) (バラ科サクラ属)【冬桜】(Cerasus parvifolia 'Fuyu-zakura')「冬桜」というと、「ジュウガツザクラ」や「シキザクラ」「コブクザクラ」など冬に開花する桜の総称として使われますが、狭義の...
12月

イチゴノキ

イチゴノキ (ツツジ科イチゴノキ属)【苺の木】(Arbutus unedo)神保町の街角で植えられていた低木の横を通ると白い花が。12月というのに「アセビ」の返り咲きかな?と思いましたが、花の形が妙にエラの張った壺型で、葉が厚手でしっかりし...

フジ

フジ (マメ科フジ属)【藤】(Wisteria floribunda) 別名:ノダフジ言わずと知れた藤の花ですが、日本固有の野生藤は本州から九州に分布する「フジ(ノダフジ)」と、近畿以西の「ヤマフジ」があります。花序が長く垂れ下がるのはフジ...
12月

ツボサンゴ

ツボサンゴ (ユキノシタ科ツボサンゴ属)(Heuchera sanguinea) 別名:ヒューケラアメリカ南部からメキシコ北部の山岳地原産のヒューケラ属の園芸植物です。ユキノシタ科らしい斑入りの葉が綺麗なので花もさることながら観葉に植えられ...
山岳の植物

アスナロ

アスナロ (ヒノキ科アスナロ属)【翌檜】(Thujopsis dolabrata) 別名:アスヒ、ヒバ本州から九州にかけて山地に分布する日本固有種の常緑針葉樹で、「ヒノキ」に似ていますが樹皮が褐色で薄く剥がれます。また、樹皮の皮目がねじれる...
野山の植物

シロダモ

シロダモ (クスノキ科シロダモ属)(Neolitsea sericea)東北南部以西の海岸沿いに多く生育する常緑樹です。先の尖った、ちょっと波打った葉に3脈が目立ちます。葉は濃い緑で、裏は粉を吹いたような白っぽい色です。雌雄異株で、10-1...
12月

キミノセンリョウ

キミノセンリョウ (センリョウ科センリョウ属)【黄実千両】(Sarcandra glabra f. flava)「センリョウ」の黄色い実がなる品種で、もちろん庭木などに植栽されるのですが、品種改良で作られたものではなく天然在来の品種だそうで...
山岳の植物

ネズコ

ネズコ (ヒノキ科ネズコ属)【鼠子】(Thuja standishii) 別名:クロベ(黒檜)本州の秋田県~中部地方、四国山地の亜高山帯に自生する日本固有種の常緑針葉樹です。黒部渓谷に多いのが「クロベ」の語源となったいう説があるくらいで亜高...
7月

サワラ

サワラ (ヒノキ科ヒノキ属)【椹】(Chamaecyparis pisifera)同属の「ヒノキ」とよく似た日本固有種の針葉樹で、岩手県以南の山地に分布します。ヒノキよりも湿気のある場所が好きなようで沢沿いに生えることが多いようです。幹はヒ...
野山の植物

イヌマキ

イヌマキ (マキ科マキ属)【犬槇】(Podocarpus macrophyllus f. spontaneus)常緑針葉樹ですが、葉が広く松や杉などと一線を画し異彩を放っています。「コウヤマキ」の下級品としてイヌの名がついていますが、材木と...
野山の植物

オニノゲシ

オニノゲシ (キク科ノゲシ属)【鬼野芥子】(Sonchus asper)ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治末期に東京で確認され、現在では日本全国の路傍や空き地、畑などに生育します。在来の「ノゲシ」によく似ていますが、葉など全体にアザミのように...
6月

モミ

モミ (マツ科モミ属)【樅】(Abies firma)秋田県以南に自生し、ときに照葉樹林にも混生する、わりあい温暖性の針葉樹です。同属には「トドマツ」「シラビソ」や「オオシラビソ」など亜高山性や北方系のものが多い中で、モミは屋久島にまで分布...
6月

ダケカンバ

ダケカンバ (カバノキ科カバノキ属)【岳樺】(Betula ermanii)北アルプスなどの亜高山帯の風景に欠かせない代表的な広葉樹で、「シラカンバ」よりも高いところに生えます。しばしば高山帯にも灌木のかたちで生え、豪雪地にも根曲がり状態で...
野山の植物

アスカイノデ

アスカイノデ (シダ植物オシダ科イノデ属)【飛鳥猪の手】(Polystichum fibrillosopaleaceum)林下に生育する常緑性のシダで、東北中部から東海地方にかけて太平洋側に分布します。「イノデ」と極めて似ているので区別が難...
9月

カラスザンショウ

カラスザンショウ (ミカン科サンショウ属)【烏山椒】(Zanthoxylum ailanthoides)「サンショウ」の仲間ですが、はるかに大きな樹木で高さ10m以上になります。サンショウの仲間で似ていますが役に立たないという意味で「カラス...

クロマツ

クロマツ (マツ科マツ属)【黒松】(Pinus thunbergii) 別名:オマツいわゆる白砂青松といわれる海岸風景に欠かせない松の木で、本州以南に分布しますが、古くから植栽されているので本来の細かい分布はよく分からないようです。どちらか...

ヤドリフカノキ

ヤドリフカノキ (ウコギ科フカノキ属)【宿り鱶の木】(Schefflera arboricola) 別名:シェフレラ 俗称:カポック台湾や中国南部が原産地の観葉植物で、園芸界では「カポック」の俗称で呼ばれていますが、カポックは本来パンヤの仲...
野山の植物

ハルジオン

ハルジオン (キク科ムカシヨモギ属)【春紫苑】(Erigeron philadelphicus)花も名もよく似た「ヒメジョオン」と並んで春から夏の雑草の代表ですが、両者がいつもごっちゃになって紛らわしい。大正時代に園芸植物として移入された北...
12月

ネジキ

ネジキ (ツツジ科ネジキ属)【捩木】(Lyonia ovalifolia var. elliptica)東北南部から九州にかけて山地に生える樹木で、幹の樹皮が捻れているのが特徴ですが「カツラ」もそうなっていることが多いです。初夏に咲く純白の...
野山の植物

クマシデ

クマシデ (カバノキ科クマシデ属)【熊四手】(Carpinus japonica)本州から九州にかけて山地に生育します。同類の「シデ」の中でも最も整った形の果穂をつけ、「ホップ」の実に似ています。細長い葉はきわめてはっきりした並行葉脈が特徴...
野山の植物

サネカズラ

サネカズラ (マツブサ科サネカズラ属)【実葛】(Kadsura japonica) 別名:ビナンカズラ関東以西の主に常緑樹林に自生する常緑の蔓性植物。雌雄異株で、クリーム色の丸い花が咲き、秋には真っ赤な集合果となります。昔から樹皮の粘液が鬢...

ハマコンギク

ハマコンギク (キク科シオン属)【浜紺菊】(Aster microcephalus var. littoricola) 別名:エノシマヨメナ「ノコンギク」の海岸型変種で、三浦半島から湘南、伊豆半島にかけて、また伊豆諸島に分布します。海岸型ら...