クロマツ (マツ科マツ属)【黒松】
(Pinus thunbergii) 別名:オマツ
いわゆる白砂青松といわれる海岸風景に欠かせない松の木で、本州以南に分布しますが、古くから植栽されているので本来の細かい分布はよく分からないようです。
どちらかというと内陸性の「アカマツ」と同じ二葉松で、より葉先が硬く、枝ぶりも太くがっしりしています。
幹の樹皮は名の通り黒っぽく、亀甲型の割れ目になります。
庭園や公園によく植えられるので古い庭園などには名木があります。
白金自然教育園の「おろちの松」
江戸時代に松平讃岐守の下屋敷だったころの庭園木で、樹齢約300年、高さ20mの古木で、幹の様子を大蛇にたとえて名付けられています。