ダケカンバ (カバノキ科カバノキ属)【岳樺】
(Betula ermanii)
北アルプスなどの亜高山帯の風景に欠かせない代表的な広葉樹で、「シラカンバ」よりも高いところに生えます。
しばしば高山帯にも灌木のかたちで生え、豪雪地にも根曲がり状態で生育します。
日当たりのよいところを好む先駆植物でもあるため、深い樹林に混生していることは少ないようです。
白樺同様、樹皮が薄くはがれるので、焚付けの着火用に最適とされます。
初夏に穂状に垂れ下がる花序を咲かせます。
秋には黄葉が山岳風景を彩ります。