ヤドリフカノキ (ウコギ科フカノキ属)【宿り鱶の木】
(Schefflera arboricola) 別名:シェフレラ 俗称:カポック
台湾や中国南部が原産地の観葉植物で、園芸界では「カポック」の俗称で呼ばれていますが、カポックは本来パンヤの仲間のことなので誤用です。
独特の複葉の葉序が面白いので観葉植物として人気があります。
あまり花は咲かないようですが、花後に秋にかけてまとまって生る丸い実が、黄緑からチョコレート色まで色が変わってゆくので色とりどりで綺麗です。
「ヤドリフカノキ」という正式和名が意味不明で謎なので調べてみると、「フカノキ」に着生するとか、「フカノキ」に沿って這い伸びるとかいう意味のようです。
そしてその「フカノキ」は同属で、九州以南から沖縄、東アジアにかけて生える低木です。
同所に生える地域では、「フカノキ」に「ヤドリフカノキ」が着生して生えるということなのでしょうか?
道端に、シェフレラ(ヤドリフカノキ)の花が咲いていました。
花弁無しで雄しべだけ出てる花かと思いましたが、よく見ると蕾があり、黄色い花弁は開いた途端に散ってしまうようです。