街での植物

野山の植物

ヒガンバナ

ヒガンバナ (APG:ヒガンバナ科ヒガンバナ属)(ユリ科)【彼岸花】【曼珠沙華】(学名 : Lycoris radiata)埼玉県の西武線名物、日高市高麗の「巾着田」。ここは、おそらく日本一の彼岸花が咲く「曼珠沙華公園」となっていて、その数...

ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)

ノハカタカラクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【野博多唐草】(Tradescantia fluminensis) 別名:トキワツユクサ(常磐露草)南アメリカ原産の帰化植物で要注意外来生物指定。神保町の歩道にも、毎年あちこちに増えている気...

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【長実雛芥子】(学名 Papaver dubium)地中海原産の帰化植物で、日本には1960年代から入ってきたそうです。道路づたいに繁殖を広げ、市街地や住宅地を中心に日本全国に広がっています。多摩地方でも、1...
野山の植物

コムラサキ

コムラサキ (シソ科ムラサキシキブ属)(クマツヅラ科)【小紫】(学名:Callicarpa dichotoma )別名:コシキブ(小式部) 「ムラサキシキブ」とよく似ていますが、こちらのほうが、こぢんまりとまとまりが良いので、庭園や植木の多...
野山の植物

シラン

シラン (ラン科シラン属)【紫蘭】(Bletilla striata)ランの仲間にしてはたいへん丈夫で育てやすいので、あちこちの庭や公園に咲いていますが、野生のものは準絶滅危惧種。しかし、これだけあちこちで栽培されていると、逸出園芸品と野生...

スミレ

スミレ (スミレ科スミレ属)【菫】( Viola mandshurica )「スミレ」という名のスミレはこれ一種のことですが、スミレ類全般のことと紛らわしいので、スミレマニアはすみれ類一般と区別するために学名の「マンジュリカ」と呼ぶことも多...

オオアラセイトウ

オオアラセイトウ (アブラナ科オオアラセイトウ属)【大紫羅欄花】(Orychophragmus violaceus) いわゆる「ダイコンの花」としても知られ、別名の「ショカツサイ」(諸葛菜)、「ムラサキハナナ」(紫花菜)の方がポピュラーに使...
野山の植物

キュウリグサ

キュウリグサ (ムラサキ科キュウリグサ属)【胡瓜草】(学名: Trigonotis peduncularis)庭や空き地のあちこちに、むやみに生えてくる「雑草」だが、その花は「ワスレナグサ」の超ミニチュア版のようで可愛い。淡い空色と淡い黄色...
12月

ホトケノザ

ホトケノザ (シソ科オドリコソウ属)【仏の座】(Lamium amplexicaule)早春の里や街の「雑草」の代表ですが、細かい花もよく見るととても綺麗ですね。花期は初夏まで長く、晩秋の返り咲きもよく見られるようです。春の「七草粥」の「春...

ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ (シソ科オドリコソウ属)【姫踊り子草】(Lamium purpureum)春を告げる「雑草」の定番ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。日本では明治時代中期以降に帰化したとされています。同属の春の花で、雰囲気も生える場所も...

ギンヨウアカシア

ギンヨウアカシア (マメ科アカシア属) (Acacia baileyana) 近所の家々に最近増えてきた気がする、鮮やかな黄色。いわゆる「ミモザ」ですが、正しくは「ギンヨウアカシア」。オーストラリア原産です。同属の「フサアカシア」がそっくり...

ヒイラギナンテン

ヒイラギナンテン (メギ科メギ属)【柊南天】(学名: Berberis japonica)中国原産で公園や植え込みによく使われますが、一部野生化しているものもあるようです。「ヒイラギ」の葉にそっくりですが、ヒイラギはモクセイ科の樹木で全く違...
3月

ミツマタ

ミツマタ (ジンチョウゲ科ミツマタ属)【三椏】(Edgeworthia chrysantha)和紙の原料として「コウゾ」と並んで重要なあの、「ミツマタ」です。沈丁花のような雰囲気の枝ぶりと質感ですが、枝は名前のようにおおむね三叉に分岐します...
3月

ハナニラ

ハナニラ (ヒガンバナ科)【花韮】(学名:Ipheion uniflorum)アルゼンチン原産の園芸移入種ですが、今ではけっこうあちこちの近郊の里山にまで見られ、帰化植物となっています。球根性の植物ですが、種でも増えるのでいろいろなところに...
3月

セントウソウ

セントウソウ (セリ科セントウソウ属)【仙洞草】(Chamaele decumbens) セリのように細かく分かれた葉に、すごく細かい白い花がまとまって咲いています。地味な草ですが、枯れた早春の雑木林の下の真っ白い花と、葉が綺麗なので、意外...
6月

カツラ

カツラ (カツラ科カツラ属) 【桂】(Cercidiphyllum japonicum)山では、沢沿いでよく見ます。樹皮の凹凸がねじれるようになっていることが多いですが、必ずなっているわけでもなさそうです。まん丸い葉が特徴的で、落ち葉は甘く...
9月

アメリカセンダングサ

アメリカセンダングサ (キク科センダングサ属)【亜米利加栴檀草】(Bidens frondosa) 別名:セイタカタウコギ水辺や空き地に生える「雑草」ですが、キク科独特の花が秋の風情となっています。花が終わると、いわゆる「ひっつきむし」とな...

ブラシノキ

ブラシノキ  (フトモモ科ブラシノキ属)【ブラシの木】「カリステモン」(学名:Callistemon speciosus)事務所のそばに「ブラシノキ」が咲きました。いつも通る場所なのに、咲いてみないとこんなものがあったとは気づきません。「ブ...
野山の植物

ニワゼキショウ

ニワゼキショウ (アヤメ科ニワゼキショウ属)【庭石菖】(Sisyrinchium rosulatum)北アメリカ原産の帰化植物で、現在では全国の日当たりのよい草原や芝生などに幅広く生えています。白花と赤紫の花があり、青色の「ルリニワゼキショ...
6月

オオニワゼキショウ

オオニワゼキショウ (アヤメ科ニワゼキショウ属)【大庭石菖】(Sisyrinchium micranthum)普通の「ニワゼキショウ」よりも草丈が大きめですが、花は逆に小さめで、ニワゼキショウの白花に似ているが花弁が薄紫。どれも北アメリカ原...
6月

ルリニワゼキショウ

ルリニワゼキショウ (アヤメ科ニワゼキショウ属)【藍色庭石菖】(Sisyrinchium angustifolium)別名「アイイロニワゼキショウ」とも呼ばれ、「ニワゼキショウ」の青色の濃いもので、蕊がひとつにまとまり、花弁の先端が独特の凹...

ペンタス

ペンタス (アカネ科クササンタンカ属)(和名:クササンタンカ)(学名:Pentas lanceolata)花も葉もシャープな草です。というか、正確には低木(樹木)です。花も萎れて残らず、終わると落ちてしまうからシャッキリ感が持続するんでしょ...
6月

ユウゲショウ

ユウゲショウ (アカバナ科マツヨイグサ属)【夕化粧】(学名: Oenothera rosea) 別名:アカバナユウゲショウ明治時代に観賞用として移入された帰化植物。現在は普通の雑草として、街中から里山まで生育しています。元が観賞用だっただけ...
野山の植物

オオバジャノヒゲ

オオバジャノヒゲ (APG:キジカクシ科ジャノヒゲ属)(ユリ科)【大葉蛇の鬚】(学名:Ophiopogon planiscapus)庭や公園によく植えられる「ジャノヒゲ」よりも大きく、花軸が木の枝のようなこげ茶色。個々の花はユリ科らしい花だ...

ヤセウツボ

ヤセウツボ (ハマウツボ科ハマウツボ属)【痩靫】(学名 Orobanche minor)外来種の寄生植物で、地中海沿岸原産。葉緑素をもたず、ツメクサなどに寄生して栄養を得ています。日本には戦前に入ってきたようで、今では全国的に分布、要注意外...

キキョウソウ

キキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)(Triodanis perfoliata)帰化種 別名:ダンダンギキョウ都心の歩道の路傍に見慣れない小さな花があちこちに。よく見ると、とても綺麗で、独特の葉序。別名:ダンダンギキョウの名の通り、段々...
6月

キンシバイ

キンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【金糸梅】(Hypericum patulum)ビヨウヤナギとかセイヨウキンシバイに比べると、花弁の開き方が控えめで和風な感じがしますが、もともとの原産はやはり中国なのですね。日本には、江戸時代に...

セリバヒエンソウ

セリバヒエンソウ (キンポウゲ科)【芹葉飛燕草】(Delphinium anthriscifolium)小さな丈で繊細な葉と淡い紫で、いかにも日本の山野草という清楚な感じですが、外来種。明治時代に中国から渡来の帰化植物で、キンポウゲ科お約束...
野山の植物

ブタナ

ブタナ (キク科エゾコウゾリナ属)【豚菜】(Hypochaeris radicata)ヨーロッパ原産の帰化植物で、巨大なタンポポという風情。地面にへばりつくように、毛っぽいロゼットがあり、そこから長い花柄を伸ばしています。花茎が分岐してそれ...

ロドレイア

ロドレイア (マンサク科)【シャクナゲモドキ】(Rhodoreia henryi)会社の近くで、前にセンナの花があったところを通ったら、なにやら見慣れない深紅の花が。厚葉の常緑樹で、遠くからぱっと見たらツバキかなんかかと思って見過ごしてしま...
3月

カントウタンポポ

カントウタンポポ (キク科タンポポ属)【関東蒲公英】(Taraxacum platycarpum)日本在来種のタンポポで、そこいらの空き地や土手、造成地などでは、外来種のセイヨウタンポポに地位を奪われつつあり、都市周辺では、古くからある里山...
12月

ウメモドキ

ウメモドキ (モチノキ科モチノキ属)【梅擬】(Ilex serrata)雌雄異株の低木で、葉が梅に似ているという名前ですが、真っ赤な実が園芸用や庭木に好まれ多く植えられています。自然では本州以南の落葉広葉樹林に生え、葉がまだ緑の時期から実は...
12月

クロガネモチ

クロガネモチ (モチノキ科モチノキ属)【黒鉄黐】(Ilex rotunda)「クロガネ」というくらいで、葉の感じが頑丈そうです。実のつきかたも豪勢ですね。茨城県以西に分布する暖地性の常緑樹で、高さが10m以下ぐらいにとどまることもあって庭木...
12月

モチノキ

モチノキ (モチノキ科)【黐の木】(学名:Ilex integra)樹皮から「トリモチ」を作る木ですが、この「モチ」の字もこれまた難しい漢字ですね。「モチノキ属」の中では大きな実です。師走の季節、あちこちで赤い実がいろいろ生っていますが、出...
野山の植物

マンリョウ

マンリョウ (サクラソウ科ヤブコウジ属)【万両】(Ardisia crenata)十両、百両、千両、などと並ぶ「縁起物」シリーズです。実のつき方が多く賑やかなので、特にお正月の縁起物とされますね。ヤブコウジ科の他のものと違い、葉の縁が波打っ...
12月

ユリノキ

ユリノキ (モクレン科ユリノキ属)【百合の木】(学名: Liriodendron tulipifera)所沢航空公園で、以前から懸案の「ユリノキ」の花を撮影してきました。見上げるところにたくさん花が咲いているのですが、遠くを下から見てるので...
3月

ムラサキケマン

ムラサキケマン (ケシ科キケマン属)【紫華鬘】(Corydalis incisa)迂闊なことに、以前はこれはシソ科とばかり思っていました。花の形からの連想ですが、実はケシ科だったんですね。全草有毒。白花で僅かに紫が残るものは「シロヤブケマン...
3月

カキドオシ

カキドオシ (シソ科カキドオシ属)【垣通】(Glechoma hederacea subsp. grandis)日本全国どこにでもある雑草ですが、独特の形の花はよく見るとたいへん綺麗。繁殖力が強く、夏になると茎が伸びてつる草のようになり、隣...
野山の植物

ヒメスミレ

ヒメスミレ (スミレ科)【姫菫】(Viola inconspicua subsp. nagasakiensis)とても小さくて単独で生えるのであまり目立たないスミレです。個体によってはかなり大きくなりますが、多くは道路や舗装の隙間、空き地な...
3月

シロヤブケマン

シロヤブケマン (ケシ科キケマン属)【白藪華鬘】(Corydalis incisa f. pallescens)「ムラサキケマン」の一品種で、花が白く一部が淡く紫のもの。一部の紫もなくすべて白色のものは特に「ユキヤブケマン」と称される。【Y...