ミヤコグサ (マメ科ミヤコグサ属)【都草】
(Lotus corniculatus var. japonicus)
春の丘陵の日当たりのよい場所に、鮮やかな黄色。
いかにもマメ科らしい花がぽつぽつと咲いています。
全国に広くある、ほぼ雑草といっていいような花ですが、田畑や人里まわりに多く、古い時代に穀物などと一緒に来た史前帰化植物と考えられているようです。
「都草」という名前も、そういった大陸からの輸入品が集まった土地から広がった証拠なのかもしれません。
花柄の先端につく花は1-3個ということですが、多くの花が2個ペアで咲いていました。
ごく似たものに、ヨーロッパ帰化植物の「セイヨウミヤコグサ」がありますが、こちらは花序が3-7個セットになるようです。