ノブキ (キク科ノブキ属)【野蕗】
(学名:Adenocaulon himalaicum)
全国の低山や谷間に生える地味な花です。
葉の感じが特徴的なので何だろう?と思いますが、花が目立たずたいへん細かいです。
よく見ると花序の中央に5弁の白花がたくさんかたまっていますが、これが両性花で、周りのトゲトゲの鬼の棍棒のようなのが雌花の花後の果実です。
このトゲトゲは粘りのある腺体で、実が熟すと動物や人に付着して散布されます。
いわゆる「ひっつきむし」の一種というわけです。
ちょっと「コメナモミ」などに似ていますね。