イチヤクソウ (APG:ツツジ科イチヤクソウ属)(イチヤクソウ科)【一薬草】
(学名:Pyrola japonica )
全国の里山に普通に分布する花ですが、半日陰の林下を好み菌根菌にもある程度依存しているようで、生育適地はそんなに多いわけではなく個体数も少ないようです。
狭山丘陵などでも多くはないのと、そのラン的な面白さで盗掘も多いようなのであまり見られません。
この花は可憐な外見のわりにごっつい蕊が特徴的です。
太い雄蕊と、棒のように突き出た雌蕊が面白いですね。
東京都 :絶滅危惧ⅠB類(EN)
より山地性の「マルバノイチヤクソウ」や「ジンヨウイチヤクソウ」「コバノイチヤクソウ」「ベニバナイチヤクソウ」などの近縁種があります。
ここのイチヤクソウは、林辺にぽつぽつ有る程度ですが、それであちこちに咲いていました。
ここいらの株の花は小雨もようの天気のせいもあってか、純白ではなく緑がかった色です。
5月下旬~6月初旬、蕾の状態
花後の状態
秋11月