タガネソウ (カヤツリグサ科スゲ属)【鏨草】
(Carex siderosticta)
一般におよそ目立たずどうでもいい「草」としか言いようがないような草ですが、スゲ類としては珍しく幅広で薄手の葉をもつので、植物に興味のある人はいったい何の葉だろう?と思うかもしれません。
ちょっと「アヤメ」類のような感じもあり、また「エビネ」などの葉を細長くしたような質感なので地生ランの一種かとも見えてしまいます。
全国の山野のやや乾燥した林縁などに疎らな感じで生え、初夏に長い花茎を立ち上げ穂をつけるようです。