ナルカミスミレ (スミレ科スミレ属)【鳴神菫】
(Viola eizanensis var. simplicifolia f. leucantha)
「エイザンスミレ」の単葉型変種である「ヒトツバエゾスミレ」の白花品種のことを指すというややこしい定義のスミレ。
群馬県鳴神山で発見されて命名されたというもので、「アカネスミレ」の白花が小仏峠で発見されたから「コボトケスミレ」というのと同様です。
そもそも「エイザンスミレ」の白花品種を「シロバナエゾスミレ」と呼ぶなど、スミレの名付けは異常に細かすぎるきらいがありますね。
それだけ愛好家が多いということには違いないですが…。
ナルカミスミレの定義は「白花」としか言われていませんので、この青軸ながら若干紫条の残る個体は微妙ですが「ナルカミスミレ」ということにしておきます。
厳密には一切の色味ももちろん、紫条も一切ない青軸純白のものだけを指すという考えもあるようですが、それはもはや園芸家好事家の世界のような気がします。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】
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