コシノチャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【越の哨吶草】
(Mitella koshiensis)
特異な花の姿で知る人ぞ知る「チャルメルソウ」にも何種かあります。
関東近辺で見られるのは本州~九州に広く見られる「コチャルメルソウ」ですが、北陸の新潟県と富山県限定なのが「コシノチャルメルソウ」です。
山地の沢沿いや湿った林内に生育し、大型で高さ40-50cmとなり、花の数も20個以上咲きます。
花茎はわらびのように巻きあがり、下から順に咲きあがります。
花弁は羽状というか魚の骨状に5-9裂し赤紫褐色で、裂片に細かな腺点があります。
雄蕊は花盤の縁に5個あります。
花茎には腺毛が密生し、下部には長い毛が生えます。
葉の鋸歯はコチャルメルソウよりも丸っこい感じです。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】