マツムラソウ (イワタバコ科マツムラソウ属)【松村草】
(Titanotrichum oldhamii)
日本国内では、西表島と石垣島の数カ所しか生育地が存在せず、個体数も極めて少ないというたいへん希少な植物。
国外では台湾や中国南部に分布しています。
沢沿いの林内で湿った崖などに咲く、一属一種の植物です。
花は多数並んだ花序になり、花は開くと5裂し、ジョウロウホトトギスのように内面が赤茶色になって下垂します。
花序の一部は閉鎖花のようになって、ムカゴができ無性生殖を行うようです。
実際に自然に咲いているのを見るには、西表島のジャングル探検が必要なようです。
環境省カテゴリ:絶滅危惧ⅠA類 (CR)
沖縄県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)