イブキスミレ （スミレ科スミレ属）【伊吹菫】
（Viola mirabilis var. subglabra）
2022/04/10 山梨県
比較的大型のスミレで、何とも不思議な色合いの花です。
薄く繊細な花弁の色は透明感のある薄青紫で、白色からピンクがかったものまで幽玄的な色調です。
側弁基部に毛があり、距は太目で独特の緑がかった白色です。
丸っこい心形の葉はみずみずしく艶があり、独特の同心円状の凹んだ葉脈が入ります。
いわゆる「有茎種」のスミレなのですが、花期には無茎状態で開花後に地上茎が伸び葉腋に閉鎖花をつけるという変わった特性をもっています。
牧野富太郎氏が伊吹山で発見したとのことですが、北海道の日高から東北、関東、中部、中国などにばらばらに隔離分布し、石灰岩地や火山灰地に多いそうです。
分類的にもやや独自の種類で、「タチツボスミレ」と「ニオイスミレ」の中間的な位置づけのようです。
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
2022/04/10 山梨県
