ヤマボウシ (ミズキ科ミズキ属)【山法師】
(Cornus kousa)
公園や街路樹などに植えられていることが多いので園芸植物と思われがちですが、れっきとした日本在来種で東北以南の山地に自生します。
特徴的な4枚の花びらは総苞片で、実際の花序は中央のかたまりです。
同属の「ハナミズキ」と花の構造は同様で、全体の姿は全く違いますが「ゴゼンタチバナ」の花も同様です。
総苞片がピンク色になるものもあり、これも野生の天然品種です。
秋口に生る派手な色の実は甘く食用でき、果実酒などに使われます。
「ハナミズキ」は米国産で、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれます。