コモチシダ (シシガシラ科コモチシダ属)【子持ち羊歯】
(Woodwardia orientalis)
大型になる常緑性のシダで、葉の表面に無性芽(ムカゴ)をつけ、小さな葉が生えて増殖します。
「クモノスシダ」や「フジシダ」「ツルデンダ」など、葉の中軸先端から無性芽で増殖する種類は何種もありますが、葉の上に葉が生えるのは珍しく、「子持ち」の名を冠されています。
東北南部以南の崖地や急斜面に生育し、太平洋側の海岸線沿いに多いようです。
網状の葉脈が独特で、ソーラスは主脈に沿って細長いものがつきます。
葉の上に無性芽
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】