野川公園

野山の植物

トネアザミ

トネアザミ (キク科アザミ属)【利根薊】(Cirsium nipponicum var. incomptum)(別名: タイアザミ)「痛い薊」から転じて「タイアザミ」と名付けられた説もあるほどで、葉の棘が鋭い種類。総苞の総苞片もトゲトゲしく...
野山の植物

オオオナモミ

オオオナモミ (キク科オナモミ属)【大葈耳】(Xanthium occidentale)「ひっつきむし」の代表である「オナモミ」の外来種で、北米原産。1929年より確認され全国に拡大、要注意外来生物に指定されていますが、すでに在来種を各地で...
野山の植物

レモンエゴマ

レモンエゴマ (シソ科シソ属)【檸檬荏胡麻】(Perilla citriodora)シソ属だけあってシソにそっくりで、エゴマの名がつきますが、葉も実も食用にはならないそうです。鹿もこのレモンエゴマは食べないという話もあるようです。レモンのよ...
野山の植物

フジバカマ

フジバカマ (キク科ヒヨドリバナ属)【藤袴】(Eupatorium japonicum)秋の七草の1つとして有名で、元来、本州、四国、九州に広く分布し、園芸用にもよく植えられる花ですが、現在では野生の自生は少なく、環境省レッドリストで準絶滅...
9月

ノハラアザミ

ノハラアザミ (キク科アザミ属)【野原薊】 (Cirsium oligophyllum)本州中部から北部に、里山から中級山岳まで広く見られるアザミで、春に咲く「ノアザミ」とよく似るが秋咲きです。大きめの花が上向きに咲き、総苞に粘りがありませ...
9月

カラスノゴマ

カラスノゴマ (APG:アオイ科カラスノゴマ属)(旧シナノキ科)【烏の胡麻】(Corchoropsis crenata)関東以西の分布で林縁や畑まわりなどに生える雑草ですが、秋口に黄色い花はけっこう目立ちます。季節的にも遠目には花の感じが「...
9月

サクラタデ

サクラタデ (タデ科イヌタデ属)【桜蓼】(Persicaria conspicua)その名に違わず、とても綺麗な桜色の花を咲かせます。日本のタデ属の中でもっとも大きい花とされていますが、それでもタデですからとても小さな花です。雌雄異株で、ち...
野山の植物

イヌショウマ

イヌショウマ (キンポウゲ科サラシナショウマ属)【犬升麻】(Cimicifuga biternata)同属の「サラシナショウマ」同様、上部で分岐しない長い穂状の花を付けますが、サラシナショウマのようにきれいに一斉に開花せず、赤みを帯びた丸い...
9月

ダンドボロギク

ダンドボロギク (キク科タケダグサ属)【段戸襤褸菊】(Erechtites hieraciifolius)北アメリカ原産の帰化植物で、野山や公園、道端などに生える、いわゆる雑草です。「ボロギク」という名は、もともと「サワギク」のことを指し、...
野山の植物

イヌキクイモ

イヌキクイモ  (キク科ヒマワリ属)【犬菊芋】(Helianthus strumosus)「キクイモ」は北米原産で根が芋のような根塊になり、江戸時代末期に飼料用作物として伝来したそうです。で、何故「イヌ」かというと、その「キクイモ」にそっく...
野山の植物

ヌスビトハギ

ヌスビトハギ (マメ科ヌスビトハギ属)【盗人萩】(Desmodium podcarpum ssp. oxyphyllum)実がいわゆる、「ひっつきむし」として有名ですね。花も薄ピンクのハギらしい花で可愛いのですが、何しろ小さくまばらな花序な...
9月

フジカンゾウ

フジカンゾウ (マメ科ヌスビトハギ属)【藤甘草】(Desmodium oldhamii)「ヌスビトハギ」と同属で、花も実も似ていますが、花もひっつきむしの実も2-3倍大きいハギです。また、葉序が羽状複葉で(ヌスビトは三出複葉)見分けがつきま...
野山の植物

シュロソウ

シュロソウ (ユリ科)(APG:シュロソウ科シュロソウ属)【棕櫚草】(Veratrum maackii var. reymondianum)林下の湿地や湿原に生える、実に地味な花をつける植物ですが、山でおなじみの「コバイケイソウ」や「バイケ...
野山の植物

カリガネソウ

カリガネソウ (シソ科カリガネソウ属)(旧クマツヅラ科)【雁金草】(Tripora divaricata)別名「帆掛草」というように、実に変わった形のシソ科の花ですが、アキギリや各種ハーブ類のように、ハナバチなどが蜜を集めにきたときに花粉の...
9月

ジュズダマ

ジュズダマ (イネ科ジュズダマ属)【数珠玉】(Coix lacryma-jobi)あの数珠玉が実として生る元祖数珠玉ですが、もとはインドなどの熱帯アジア原産とのことで、古代には食料穀物として利用され、人とともに日本に渡ってきたそうです。そし...
9月

センニンソウ

センニンソウ (キンポウゲ科センニンソウ属)【仙人草】(Clematis terniflora)密生する純白の4弁の萼片と蕊がとても美しいつる植物です。センニンソウ属は「クレマチス」のことで、あのカザグルマが同属です。キンポウゲ科の常で、こ...
9月

ミズタマソウ

ミズタマソウ (アカバナ科ミズタマソウ属)【水玉草】(Circaea mollis)小さな白い花は、一見あまり見ばえもしないのですが、花後の緑の果実が薄暗い林内に浮かび上がって幻想的。なんとも不思議な感覚の草です。湿った日陰の林下に茂みをつ...
9月

アレチウリ

アレチウリ (ウリ科アレチウリ属)【荒れ地瓜】(Sicyos angulatus)あまり目立たない小さな花ですが、北米原産の帰化植物で、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている特定外来生物。繁殖力がたいへん強く、...
6月

ナンテンハギ

ナンテンハギ (マメ科)【南天萩】(Vicia unijuga) 別名:フタバハギ林の縁の、日当たりのよいところに茂っています。ソラマメ属なので、「クサフジ」などに近い仲間ですが、フタバハギといわれるように、他の種では羽状複葉の葉が2枚だけ...
9月

アキカラマツ

アキカラマツ (キンポウゲ科カラマツソウ属)【秋落葉松】(学名 Thalictrum minus var. hypoleucum)(別名:高遠草)低地から山地まで広く分布します。「カラマツソウ」よりも黄色っぽい花と蕾で、花が密度濃く多数つき...
野山の植物

オトコエシ

オトコエシ (APG:スイカズラ科オミナエシ属)(オミナエシ科)【男郎花】(Patrinia villosa)「オミナエシ」と対比させたネーミングで、当然こちらのほうがごっつい感じです。セリ科のような散状花序ですが、下部の葉が独特な形になり...
野山の植物

ヒオウギ

ヒオウギ (アヤメ科アヤメ属)【檜扇】(学名:Iris domestica)あまりに鮮やかで綺麗な花なので、長いこと園芸花だと思っていましたが、日本に自生する山野草だったのですね。きれいに並ぶ葉の様子が似ているので、「桧扇」という名前ですが...
6月

オミナエシ

オミナエシ (スイカズラ科オミナエシ属)【女郎花】(Patrinia scabiosifolia)秋の七草で有名ですが、夏の初めから咲き出します。個々の花は小さく、5mmもないくらいです。薬草としても使われていたようです。同類の似た花で白花...
6月

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ (ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)【馬の鈴草】(Aristolochia debilis)一見、芋づるのような、他の草やフェンスなどに絡みついているつる草です。およそ、普通に里山に咲く花で、これほど奇妙奇怪なものは他にない...
野山の植物

ヤブラン

ヤブラン (APG:キジカクシ科ヤブラン属)(ユリ科)【藪蘭】(Liriope muscari)ヤブランは、公園や植栽でどこにでも見られる植物なので、長いこと外来の園芸植物と思っていました。ところが実は日本の山野草だったというのが、ちょっと...
野山の植物

ヤブマオ

ヤブマオ (イラクサ科ヤブマオ属)【藪苧麻】(Boehmeria longispica)イラクサ類の代表のような雑草ですが、昔はカラムシ類として茎の繊維を織物糸に利用していたそうです。雨の水辺にひっそりとありましたが、地味ながら細かい花穂が...
高山植物

カライトソウ

カライトソウ (バラ科ワレモコウ属)【唐糸草】(Sanguisorba hakusanensis)ワレモコウ属で、「ナガボノワレモコウ」によく似た葉をつけ、「ブラシノキ」のように雄蕊が穂になった花となります。綺麗な紅紫色の花ですが花弁は無く...
野山の植物

イヌゴマ

イヌゴマ (シソ科イヌゴマ属)【犬胡麻】(Stachys aspera var. hispidula) 別名:チョロギダマシ植物の名前で「イヌ」という名は概ね「役立たず」という意味で付けられることが多いですが、イヌゴマもゴマの実そっくりなの...
野山の植物

ツルニガクサ

ツルニガクサ (シソ科ニガクサ属)【蔓苦草】(Teucrium viscidum var. miquelianum)如何にもシソ科らしい、林の湿った木陰に生える草です。個々の花は綺麗ですが同属の「ニガクサ」よりも小さい感じで地味な花です。ニ...
野山の植物

メハジキ

メハジキ (シソ科メハジキ属)【目弾き】(Leonurus japonicus) (別名 ヤクモソウ)これも川沿いの湿地などに生えるシソ科の草で、葉が特徴的なので判りやすいですね。花もいかにもシソ科という感じで、草丈は大きいものでは背丈ほど...
野山の植物

チダケサシ

チダケサシ (ユキノシタ科チダケサシ属)【乳蕈刺】(Astilbe microphylla)同類の「アカショウマ」や「トリアシショウマ」に似た仲間ですが、これの方が低地にも山の湿地にもに生えるようです。また、花序が淡いピンク系で形よく高く伸...
9月

ミソハギ

ミソハギ (ミソハギ科ミソハギ属)【禊萩】(Lythrum anceps)春から初夏の花が終わり、夏の花も本格化する前の梅雨時は、わりあい地味な花が多いように思いますが、華やかな彩りを与えてくれるミソハギがひときわ眼を引きます。湿地や水辺ま...
6月

アキノタムラソウ

アキノタムラソウ (シソ科アキギリ属)【秋の田村草】(Salvia japonica) 「秋の」といっても、実際には夏の初めごろから咲き始めます。ところが、別に「ナツノタムラソウ」も存在しています。学名「Salvia japonica」とい...
野山の植物

ガクアジサイ

ガクアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【額紫陽花】(Hydrangea macrophylla f. normalis)いわゆる「アジサイ」の原種で、「額」の名のように花序の周辺部を「装飾花」が取り囲む形です。もともとの原種は、関東南岸から...
6月

ハエドクソウ

ハエドクソウ (ハエドクソウ科ハエドクソウ属)(クマツヅラ科)【蠅毒草】(学名:Phryma leptostahya subsp asiatica)有毒成分を含む草で、昔から殺虫剤の原料とされていたことから、「蠅毒草」とは、ずいぶんな命名で...
野山の植物

ハンゲショウ

ハンゲショウ (ドクダミ科ハンゲショウ属)【半夏生、半化粧】(Saururus chinensis)ハンゲショウは、本州以南の川辺や湿地に生え、夏のはじめに花をつけます。花期には、花に近い位置の葉を白化させ独特の景観を生み出します。ハンゲシ...
野山の植物

ノカンゾウ

ノカンゾウ (ススキノキ科ワスレグサ属)(ユリ科)【野萱草】(Hemerocallis fulva var. longituba)同類の「ヤブカンゾウ」と比べると葉が細長いです。花の色は同系ながら、細身の6弁一重でシンプルですね。同じワスレ...
野山の植物

ヌマトラノオ

ヌマトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)【沼虎の尾】(Lysimachia fortunei)「オカトラノオ」に似ていますが、その名の通り湿地に生え、花穂が曲がらず直立します。また、花序がわりあい疎らでほっそりしてボリュームがありません...
野山の植物

オドリコソウ

オドリコソウ (シソ科オドリコソウ属)【踊子草】(Lamium album var. barbatum)同属の「ヒメオドリコソウ」は、街中にも何処にでも生える帰化植物ですが、本家のオドリコソウは開けた山野や田園に群生します。大きさもだいぶ大...
野山の植物

ヤマブキソウ

ヤマブキソウ (ケシ科ヤマブキソウ属)【山吹草】(Hylomecon japonica)その名の通り、遠目には「ヤマブキ」の花にそっくりですが、山吹色よりやや黄色に近く、花が4弁です。もちろん、山吹のように木では無く草です。ケシ科ということ...