ミソハギ (ミソハギ科ミソハギ属)【禊萩】
(Lythrum anceps)
春から初夏の花が終わり、夏の花も本格化する前の梅雨時は、わりあい地味な花が多いように思いますが、華やかな彩りを与えてくれるミソハギがひときわ眼を引きます。
湿地や水辺まわりに咲き、ときに群生します。
類似の「エゾミソハギ」との区別がつけにくいですが、花が咲いていれば萼の付属体が短めで開出すること、葉が茎を抱かないなどで見分けられます。
国分寺崖線からの湧水に恵まれる野川沿いの森は、適度な湿地を形成してちょうどよいフィールドになっているようです。
萼の付属体は水平近くに開出し、エゾミソハギとの区別点となります。