イヌキクイモ (キク科ヒマワリ属)【犬菊芋】
(Helianthus strumosus)
「キクイモ」は北米原産で根が芋のような根塊になり、江戸時代末期に飼料用作物として伝来したそうです。
で、何故「イヌ」かというと、その「キクイモ」にそっくりながら芋が小さく使い物にならないということらしい。
植物の名前の世界では、「イヌ」は、似て非なるダメなもの、という意味であります。
「キクイモ」と「イヌキクイモ」は見た目はそっくりで、区別は難しいようです。
しかし、花期がイヌキクイモでは8月ごろ、キクイモでは9-10月ごろと遅めのようです。
ちなみに別属で「キクイモモドキ」というのもあります。
今では、全国の河原や荒れ地などに帰化しています。