ハエドクソウ (ハエドクソウ科ハエドクソウ属)(クマツヅラ科)【蠅毒草】
(学名:Phryma leptostahya subsp asiatica)
有毒成分を含む草で、昔から殺虫剤の原料とされていたことから、「蠅毒草」とは、ずいぶんな命名ですね。
たいへん地味な植物ですが、独特の葉序のかたちなのでその点は判りやすいかも。
すごく細い花茎を長く伸ばし、その先にとても細かい花をまばらにつけます。
花も花茎も薄暗い林内で写真に撮るのは至難です。
比率としては妙に太い花柄は、花が終わると下向きに折りたたまれ、その後そのまま「ひっつき虫」になります。
別品種とされる「ナガバハエドクソウ」というのもありますが、その差がたいへん微妙で分布も同じなのでほぼ見分けがつきません。
この中にも混ざっているかもしれません。