季節別

タテハチョウ科

オオゴマダラ

オオゴマダラ (タテハチョウ科)【大胡麻斑】(学名 Idea leuconoe)日本最大級の蝶といわれている大型の蝶です。白蝶の仲間のようですがタテハチョウ科で、ふわふわとゆっくりした飛び方です。琉球以南に分布する蝶なので、日本では沖縄など...
8月

ミカドアゲハ

ミカドアゲハ (アゲハチョウ科)【帝揚羽】(Graphium doson)「アオスジアゲハ」に似ている近似種ですが、もっと南方系で、中国四国以南に分布します。八重山のミカドアゲハは本土種とはやや違う亜種のようです。日本全体でいくつかの亜種が...
6月

コミスジ

コミスジ (タテハチョウ科)【小三條】(学名 Neptis sappho)ミスジチョウの仲間の中では、一番普通にいる種類で、都会の公園などでも見ることがあります。ひーら、ひーら、という感じの独特のゆっくりした飛び方で明るい日向の林道沿いなど...
8月

オオミズアオ

オオミズアオ (ヤママユガ科)【大水青】(学名 Actias aliena)夜、キャンプファイアやランタンなどに突然やってくると、その大きさと意表をつく青白い色にぎょっとすることがあるが、よく見るとたいへん美しい色合いの蛾です。
6月

アカフタチツボスミレ

アカフタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【赤斑立坪菫】(Viola grypoceras f. variegata)「タチツボスミレ」は全国にたいへん多いだけに、変異タイプもいろいろあるようです。葉の葉脈が赤くなっているのを「アカフ」(赤...

ミヤマスミレ

ミヤマスミレ (スミレ科スミレ属)【深山菫】(Viola selkirkii)関東や中部では、おおむね1,000m以上の山地から亜高山にかけて分布します。山地の森の湿っぽい腐植質の地面に咲くのであまり目立たないですが、場所によっては群生しま...
6月

マヤラン

マヤラン (ラン科シュンラン属) 【摩耶蘭】(学名:Cymbidium macrorhizon)マヤランは、菌従属栄養植物(腐生植物)なので葉をもたず、地面からいきなり伸びて咲いています。僅かに花茎の部分にだけ葉緑素をもっていますが、薄茶色...
至仏山

ハリブキ

ハリブキ (ウコギ科ハリブキ属)【針蕗】(Oplopanax japonicus)林間の道わきにたくさんありますが、柔らかそうな葉の表面に凶悪な棘が並んでいます!しかも茎にもたくさんの棘。鹿の食害などから身を守る武装なのでしょうが、登山者も...
野山の植物

ベニシダ

ベニシダ (オシダ科)(シダ植物)【紅羊歯】(Dryopteris erythrosora)わりあい明るいところに普通に生える羊歯で、新芽の時期に赤いのと、ソーラス(胞子嚢群)も赤くなるのでこの名がついたようです。里山や雑木林、街中の公園な...
6月

ナナカマド

ナナカマド (バラ科ナナカマド属 )【七竈】(Sorbus commixta)亜高山帯の紅葉の主役のひとつとして有名ですが、初夏の花も綺麗です。同じバラ科のコデマリ的な白い集合花で、足元だけ見て歩いていると意外と気が付きませんが一見の価値が...

ハイノキ

ハイノキ(ハイノキ科)【灰の木】(Symplocos coreana)都会の中のビルの植栽。南方系の常緑樹ですが、いわゆる「照葉樹」というには、葉がわりあい薄く柔らかく広葉樹的です。あまり見たことがあるようなないような、特徴のない樹ですが、...
6月

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【柏葉紫陽花】(学名:Hydrangea quercifolia)北アメリカ原産のアジサイで、園芸品種として最近増えてきました。名前の通り、「カシワ」の葉に似ているので「カシワバ」。たいへんボリュー...
6月

レンゲツツジ

レンゲツツジ (ツツジ科ツツジ属)【蓮華躑躅】(Rhododendron molle subsp. japonicum)各地の初夏の高原の名物となっています。明るく開けた場所に手頃な高さのかたまりに収まって茂るので、とても闊達な風景によく似...

ノアサガオ

ノアサガオ (ヒルガオ科)【野朝顔】(学名:Ipomoea indica)別名:琉球アサガオ神保町の空き地に、10月だというのに異常に元気に咲くアサガオ。葉をよく見るとハート型で、花も葉も、アサガオの薄く弱々しい印象がありません。夏には気付...

コリウス

コリウス (シソ科)(学名:Solenostemon scutellarioides)別名:キンランジソ(金襴紫蘇)、ニシキジソ(錦紫蘇)西神田公園の入り口に植えられた、斑入りの縮れた感じの葉が特徴的なシソ科らしき草花。葉の大きさや質感、花...
6月

エゾノギシギシ

エゾノギシギシ (タデ科ギシギシ属)(Rumex obtusifolius) 別名「ヒロハギシギシ」小金井公園にスイバのような草があったのでよく観察すると、たいへん小さな赤玉をたくさん発見。「ギシギシ」のようですが、赤玉が面白かったのでよく...
6月

オリヅルラン

オリヅルラン (APG:キジカクシ科)(ユリ科)【折鶴蘭】(Chlorophytum comosum)神保町の植栽の中に見慣れない白花を発見。茎がびよーんと伸びた先に花と葉があります。どうやら、オリヅルランがツツジの中に野生化しているようで...

ヒメコウホネ

ヒメコウホネ (スイレン科コウホネ属)【姫河骨】(学名:Nuphar subintegerrimum)日本固有種で、普通の「コウホネ」より小さく、葉が水面から出ずに浮いているのが特徴だそうです。ちょうどこれから咲き始めというところですね。全...

マツバウンラン

マツバウンラン (APG:オオバコ科マツバウンラン属)(ゴマノハグサ科)【松葉海蘭】(Nuttallanthus canadensis)淡い紫色とたおやかな姿で、日本的な感じがしますが外来種。1980年代から目立つようになったといわれる、北...
6月

タイサンボク

タイサンボク (モクレン科モクレン属)【泰山木】(学名:Magnolia grandiflora)公園樹としてはポピュラーな北米原産の常緑樹です。初夏の白い花は大きく見栄えがするので人気があります。かなりな大木に成長し、皇居東御苑にも巨樹が...
野山の植物

ヒメシャラ

ヒメシャラ (ツバキ科ナツツバキ属)【姫沙羅】(Stewartia monadelpha)「ナツツバキ」と同類ですが、小ぶりでシンプル。太平洋側に分布する日本特産種だそうです。照葉樹林の中でも目立つ、独特の赤茶色の幹が特徴的で、伊豆・天城山...
9月

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)(Hestina assimilis)もともと、この蝶は日本では、ほぼ奄美大島だけにいるはずなのですが、2000年ごろから突如関東地方で見られるようになりました。ツマグロヒョウモンのように、長年かけて徐々に...

ベニバナトチノキ

ベニバナトチノキ (ムクロジ科トチノキ属)(トチノキ科)(Aesculus x carnea)北米原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のマロニエの雑種ということです。木の上に咲く大きな花序は、かなり眼を引きます。【Youtube 山川草木...

シラユキゲシ

シラユキゲシ (ケシ科)【白雪芥子】(学名 Eomecon chionantha)中国原産の園芸植物で、なかなか綺麗ではあるが、猛烈な繁殖力をもつため帰化植物となりつつあるらしい。耐寒性・耐暑性・耐陰性ということで、たいへん丈夫で、地下茎で...
野山の植物

テイカカズラ

テイカカズラ (キョウチクトウ科テイカカズラ属)【定家葛】(Trachelospermum asiaticum)神保町でテイカカズラの生け垣がいっぱい咲いていました。朝通ったときは風もあって香りには気づかなかったので、帰りに通ってみました。...

トキワナズナ

トキワナズナ (アブラナ科イベリス属)(Iberis sempervirens)公園の植栽にて。地中海地方原産の園芸種「イベリス」。アブラナ科なので4弁花なのですが、それが場所によって不均等に曲がって全体がまとまった花の形になっているところ...

クワガタスミレ

クワガタスミレ【鍬形菫】(スミレ科)(Viola palmata var. triloba)花は普通にスミレですが、葉が異様です。人の手形のように分岐した、妙につるんとした葉。アメリカ原産の園芸帰化種、アメリカスミレサイシンと他のスミレとの...
3月

タチツボスミレ

タチツボスミレ (スミレ科スミレ属) 【立坪菫】(Viola grypoceras)日本で一番普通に、そして数多く存在するスミレ。いわゆる「スミレ」よりもはるかに多く、おそらく日本のスミレの個体数の半数以上を占めるのでは、とも言われている。...
野山の植物

フモトスミレ

フモトスミレ (スミレ科スミレ属) 【麓菫】(学名:Viola sieboldi)かなり小型のスミレで、わりあい乾いた林の道わきや林縁にあります。とても小さいので見落としがちですが、花色は白と紫で、気がつけばかなり目立つ花です。葉の裏が赤茶...

アメリカスミレサイシン(プリケアナ)

アメリカスミレサイシン(ソロリア・プリケアナ)(スミレ科)(Viola sororia 'Priceana')「アメリカスミレサイシン」の園芸品種。これも一部野生化していて、最近徐々に増えてきた感じである。いかにも園芸種っぽいので、野山で見...
野山の植物

アメリカスミレサイシン

アメリカスミレサイシン(スミレ科)【亜米利加菫細辛】(Viola sororia)スミレの園芸帰化種の中でも、パピリオナケア(papilionacea)という品種の、最もどこにでもある種類。北米東部原産で、明治時代以降に園芸品として輸入され...

ドウダンツツジ

ドウダンツツジ (ツツジ科ドウダンツツジ属)【灯台躑躅】(学名 Enkianthus perulatus)スズランのような小さな白い花の可愛さで植木に多いですが、自生のものは関東以西の岩山に生えるそうです。山野の自生の木は意外と少ないようで...

ウケザキクンシラン

ウケザキクンシラン (ヒガンバナ科)【受け咲き君子蘭】(学名:Clivia miniata)とあるビルの入口にあった、やたらゴージャスなクンシラン(君子蘭)。ところが、正式な「クンシラン」は別種で、正しくは「ウケザキクンシラン(受け咲き君子...
野山の植物

ヒメウズ

ヒメウズ (キンポウゲ科ヒメウズ属)【姫烏頭】(Semiaquilegia adoxoides)オダマキに似た形の白い花をつけるが、ものすごく小さいので判りにくい。むしろ、キンポウゲ科らしい特徴的な葉のほうが見つけやすいかもしれない。名前の...

オオバキスミレ

オオバキスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉黄菫】(Viola brevistipulata)日本の黄色いスミレは基本的に北方系で、これもそういった種類ですが、寒冷地でもむしろ豪雪地に特化したスミレです。名前の通りとても大きな葉で、早春に見る...
3月

シロバナナガバノスミレサイシン

シロバナナガバノスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【白花長葉の菫細辛】(Viola bissetii form. albiflora)「ナガバノスミレサイシン」の白花型。ただし、ナガバノスミレサイシンは白っぽい花が多く、限りなく白花に近い...
3月

セツブンソウ

セツブンソウ  (キンポウゲ科セツブンソウ属)【節分草】(Eranthis pinnatifida)関東以西に分布し、落葉樹林の半日蔭などに生える小さな草で日本固有種です。「節分」の名前の通り、まだ春浅い季節に白い花を一輪づつ咲かせます。白...
野山の植物

トクサ

トクサ (シダ植物トクサ科トクサ属)(砥草、木賊)(Equisetum hyemale)日本庭園や坪庭などに植えられることが多く、ちょっと異彩を放つ植物です。この節がすぽんと抜けるのが面白くて、子供のころ近所の庭のを抜きまくって叱られたこと...
野山の植物

ソシンロウバイ

ソシンロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【素心蝋梅】(Chimonanthus praecox f. concolor)「ロウバイ」は中国原産「ロウバイ科」の木ですが、公園などで多く栽培されているのは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」がほとんど...
野山の植物

アセビ

アセビ (ツツジ科アセビ属)【馬酔木】(Pieris japonica)所沢・航空記念公園にアセビがずっと植えられた小道があります。この季節、まだ蕾は固く小さいのですが、青い蕾の株と赤い蕾の株があります。白花と赤花の違いなのか?どうやら、赤...