エビネ (ラン科エビネ属)【海老根】
(Calanthe discolor)
日本のランの代表のような植物ですが、一時期のエビネブームで各地の野生種が乱獲され、全国で準絶滅危惧種として指定されているようです。
しかし、逆にブームを経過したことで、園芸用の栽培・繁殖技術が発達確立し、園芸用の品種が普及したとのこと。
一時のブームが鎮静化した現在では、本来の自生地での回復がみられるところもあるそうです。
数種類ある「エビネ類」や数多く有る園芸品種の「エビネ一般」と区別するため、天然自生種としてのエビネは「ジエビネ」という言い方もします。
種内で微妙に異なるカラーバリエーションも豊富ですが、緑と白の花が咲く「ヤブエビネ」という品種もあります。
環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)