小笠原

ヤナギバモクマオ

ヤナギバモクマオ (イラクサ科カラムシ属)【柳葉木苧麻】(Boehmeria densiflora)「カラムシ」や「コアカソ」などと同じカラムシ属ですが、日本で唯一の木本で2-4mの低木です。日本では琉球(沖縄本島周辺)と小笠原だけに分布し...
野山の植物

タイヨウフウトウカズラ

タイヨウフウトウカズラ (コショウ科コショウ属)【太陽風藤蔓】(Piper postelsianum)日本に自生する「コショウ科」の植物は2種しかなく、普通種の「フウトウカズラ」とこの「タイヨウフウトウカズラ」です。小笠原諸島の固有希少種で...
野山の植物

シマカコソウ

シマカコソウ (シソ科キランソウ属)【島夏枯草】(Ajuga boninsimae)小笠原諸島の固有種で、父島、母島、妹島に分布し、日当たりのよい湿った岩場に生育します。「カコソウ(夏枯草)」というと、通常「ウツボグサ」のことで、たしかに見...
野山の植物

オオハマギギョウ

オオハマギギョウ (キキョウ科ミゾカクシ属)【大浜桔梗】(Lobelia boninensis)小笠原諸島の固有種で、母島、東島などいくつかの島だけに生育します。海岸沿いの崖地や草地に生え、草本ながら2-3mの高さになるようです。細長い葉が...
3月

ムニンタツナミソウ

ムニンタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【無人立浪草】(Scutellaria longituba)「ムニン」の名が表すとおり、小笠原諸島の固有種です。小笠原諸島の中でも、父島と兄島だけに分布し林内や岩場に自生するようです。花は白色で、...

ムコジママンネングサ

ムコジママンネングサ (ベンケイソウ科キリンソウ属)【聟島万年草】(Sedum mukojimanensis)小笠原列島の固有種で、聟島(むこじま)列島の媒(なこうど)島の断崖絶壁に生育するマンネングサです。従来、小笠原列島に自生するベンケ...
3月

ムニンタイトゴメ

ムニンタイトゴメ (ベンケイソウ科キリンソウ属)【無人大唐米】(Sedum boninense)小笠原諸島の父島・兄島・弟島だけに生育する固有種で、海岸ではなく山の頂上付近の岩場に生えるマンネングサです。普通の「タイトゴメ」よりも細かい葉で...

タチテンノウメ

タチテンノウメ (バラ科テンノウメ属)【立天の梅】(Osteomeles schwerinae)小笠原諸島固有種の常緑低木で、5弁の白い花を枝先につけます。特徴的な奇数羽状複葉の葉は小葉が13~14対ほどで、光沢のある深い緑色です。海岸沿い...
野山の植物

ホソバクリハラン

ホソバクリハラン (ウラボシ科ノキシノブ属)【細葉栗葉蘭】(Lepisorus boninensis)小笠原諸島の固有種で、父島や母島の湿った岩上や樹幹に生える常緑の着生シダです。普通の「クリハラン」とは別属のノキシノブ属で「ヒメノキシノブ...
3月

ムニンツツジ

ムニンツツジ (ツツジ科ツツジ属)【無人躑躅】(Rhododendron boninense) 別名:オガサワラツツジ小笠原諸島父島のみに自生する固有種で、小笠原諸島に存在する唯一のツツジです。しかも、現在は天然自生の株は全世界に1株しか存...
野山の植物

ムニンノボタン

ムニンノボタン (ノボタン科ノボタン属)【無人野牡丹】(Melastoma tetramerum)4弁の白い花を咲かせる小笠原諸島の父島の固有種で、極めて少数しか残っておらず、一時は最後の一株となっていました。植物園などで人為増殖して植え戻...
野山の植物

テリハハマボウ

テリハハマボウ (アオイ科フヨウ属)【照葉浜朴】(Hibiscus glaber) 別名:モンテンボク小笠原諸島の固有種で、学名の通り「ハイビスカス」の仲間です。鮮やかな黄色の花は中心が暗赤色でまるで園芸種の「ムクゲ」のようです。一日花で、...
野山の植物

ムニンシャシャンボ

ムニンシャシャンボ (ツツジ科スノキ属)【無人子子坊】(Vaccinium boninense)「ムニン」の名が示すように、小笠原諸島の固有種です。兄島、父島、母島の岩場に生育するそうです。スノキ属なので「コケモモ」やベリー類の仲間で、黒い...
6月

イオウノボタン

イオウノボタン (ノボタン科ノボタン属)【硫黄野牡丹】(Melastoma candidum var. alessandrense)北硫黄島の標高400-700m程度の雲霧林だけに生育する固有種です。極めて限られた希少種で絶滅危惧種ですが、...