コオニビシ

コオニビシ (ミソハギ科ヒシ属)(旧ヒシ科)【小鬼菱】
Trapa japonica var. pumira

コオニビシ

2022/05/10 渡良瀬遊水地

「ヒシの実」でお馴染みの「ヒシ」の変種で、渡良瀬遊水地の水路に多く生育しています。

水面の浮葉は膨らんだ葉柄が浮き袋となり、葉は広菱形で粗い鋸歯があります。

この仲間の分類は難しいうえ若干混乱もしているようで、正確な同定には実の形を見る必要があります。

ヒシの実は忍者の「マキビシ」の元となった鋭い棘のあるもので、種類によって棘の数や形が異なり忍者の撒菱は「オニビシ」の実といわれます。

夏には水面に白い花が咲きます。

水面の葉が見事に穴だらけですが、これはこれらの水草を専門に食べる「ジュンサイハムシ」や「ヒシハムシ」などの食害によるものです。

葉の上に「ジュンサイハムシ」が小さく写っていますね。

コオニビシ

2022/05/10 渡良瀬遊水地

コオニビシ

2022/05/10 渡良瀬遊水地

コオニビシ

2022/05/10 渡良瀬遊水地

ジュンサイハムシ

ジュンサイハムシ  2022/05/10 渡良瀬遊水地


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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